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学部・研究科レポート

2022.04.18

心理学部新任教員の紹介:村井 千寿子 准教授

心理学部では今年度、新たに、藤川浩先生、村井千寿子先生、山崎優子先生の3名の教員を迎えました。 今回は、新任教員である村井 千寿子(むらい ちずこ)先生の自己紹介と学生へのメッセージをご紹介します。


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初めまして。4月から心理学部に着任しました村井千寿子です。

私も皆さんと同じように、大学時代に心理学を学び始め、気づけばもう数十年が経ちました。ですが今でも、面白いと感じることが心理学にはたくさんあります。
「なるほど」と思ってもすぐに分からないことが現れる、日常生活のあらゆるところに「なぜだろう」と思う疑問のタネが落ちている。
心理学は「ヒトとは何か」や「心とは何か」を考える学問ですから、そう簡単に答えが出る訳はないのですが、それが心理学の(キリがないという点で)困ったところと尽きない魅力と言えるかもしれません。

私は発達心理学と比較認知発達という分野で研究をしてきました。発達心理学ではヒトの生涯で起きるさまざまな変化を探り、「ヒトとは、ヒトが生きるとはどういうことか」を考えていきます。
これまで乳幼児を中心に認知能力の発達を研究してきましたが、人生のスタート地点で赤ちゃんが見せてくれる姿は、自分たちも通ってきた道のはずなのに、驚きに満ちたものでした。
また、比較認知発達の研究ではヒトとヒト以外の動物(ニホンザルやチンパンジー)の発達を比べ、それぞれの特徴を探る研究をしてきました。
研究を通して見るヒトや動物はそれまで知らなかったことばかりで、対象を理解するためには自分がせっせと動いて色々な角度から見ることが大切だと私に教えてくれました。
これからもこのような経験を土台に、発達研究そして発達に関わる保育や子育てを少しでも支援できるように、せっせと動いていきたいと思います。

皆さんも心理学を通して、これまでとは違う角度からヒトや社会や多くのものを見ると思います。
時々、「わからない」と悩みながら、それでも世界をそんな風に見られるのはとても楽しいことだと思います。
私も教員として、同じく心理学を学ぶひとりとして、皆さんの大学生活をサポートしていきます。

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