3.14は東京でソメイヨシノの開花宣言が全国で最も早く発出され、統計開始以来最も早い記録であった2020年、2021年と並びました。キャンパスの桜はどうでしょうか?開花宣言発出とほぼ同じ時刻の観察ではつぼみの先端がややピンクがかっていて開花が近づいた印象です(写真1)。例年東京より数日遅く開花しますので、18日の卒業式には開花したての桜が見られるかもしれません。また、3月25日のオープンキャンパスでは満開に近い桜をご覧になれると思われます。
桜は開花がはじまったばかりですが、オオイヌノフグリ(写真2)、ヒメオドリコソウ(写真3)、ホトケノザ(写真4)のいわゆる春の草花の「御三家」はすでに満開となっています。また、キャンパス周辺の里山ではシュンラン(写真5)の美しい花も見られました。
今年は1月は寒い日が多かったのですが、2月後半からは平年より気温の高い日が多くなり、全体として花の開花は例年より早く進んでいるようです。いち早く春の訪れを感じられるのはうれしい事ですが、一方、地球温暖化による影響があることも感じざるを得ません。こうした花の開花や鳥、昆虫などの出現時期の変化は「生物季節」と呼ばれ、地球規模の環境変動を測る「物差し」として重要なものです。
1. 東京で開花宣言が出た3.14のキャンパスのソメイヨシノ(2023.3.14撮影)
2. オオイヌノフグリ(2023.3.14撮影)
3. ヒメオドリコソウ(2023.3.14撮影)
4. ホトケノザ(2023.3.14撮影)
5. シュンラン(2023.3.14撮影)
Copyright(c) SURUGADAI University All Rights Reserved.