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学部・研究科レポート

2022.07.02

駿河台大学とゲルト・ミュラーさん

明石 真和(経済経営学部教授)

4年に一度のサッカー・ワールドカップ(W杯)が、今年の11月から12月にかけてカタールで開催されます。1次リーグでは、W杯本大会で初めて日本代表がドイツと対戦することになりました。
このたび、毎日新聞社からその件に関するインタビューを受けました。URLを掲げますので、興味ある方はアクセスしてご覧になってください。
https://mainichi.jp/articles/20220607/k00/00m/050/002000c


学生さんの中には、記事の中に名前の出てくる世界的ゴールゲッター、「ゲルト・ミュラーさん」のことを知らない人も多いと思いますので、この機会に補足してお話します。
メッシ(アルゼンチン)、C.ロナウド(ポルトガル)、ネイマール(ブラジル)...、現在のファンが憧れる世界の名選手たちです。同じように、私の世代(1970年代)にはドイツ(当時は西ドイツ)のフランツ・ベッケンバウアーやゲルト・ミュラーといったスーパースターがいました。

1970年、西ドイツが3位になったメキシコでの第9回W杯で、ミュラーさんは世界にデビューし、6試合で10ゴールを挙げて得点王に輝きます。次の1974年、地元西ドイツ開催の第10回W杯では、決勝の対オランダ戦で、みごとチームを世界一に導くゴールを決めました。所属するFCバイエルンでは、3年連続でチャンピオンズカップ(現在のチャンピオンズリーグ)を制覇するなど、栄光につつまれたサッカー人生でした。

1990年代半ば、すでに現役を引退していたミュラーさんは、毎夏、日本の企業の招きで少年少女のサッカー指導のため来日していました。主催者にお願いして、明石ゼミでも何度か取材をさせていただきました。飯能ケーブルテレビさんがその模様をニュースにしてくださったこともありました。

2000年、本学関係者がベルリン・マラソンを走った際には、ミュンヘンのFCバイエルンのクラブハウスを訪問し、チームのコーチになっていたミュラーさんと再会を果たすことができました。さらに、2003年、明石が在外研究員としてミュンヘン大学に留学した時には、毎週のように会うことができました。中学・高校時代、そのシュートを真似て、サッカー部で「ゲルト・ミュラーごっこ」をしていた私にとっては至福の時でした。

昨年(2021年)8月、ミュラーさんは病気でこの世を去りました。入間市の姉妹都市であるヴォルフラーツハウゼン市(ミュンヘンの南の町)の医療施設で亡くなったことにもある種の縁を感じています。世界的名選手が、駿河台大学とつながりをもっていたことを、ぜひ覚えておいてください。
カタールのW杯で、ドイツと日本がすばらしい戦いを見せてくれることを願いつつ、ミュラーさんの思い出を幾枚かの写真でお届けします。


ミュラーさんと(東京にて1995年)ミュラーさんと(東京にて1995年)

本学関係者とミュラーさん(2000年)本学関係者とミュラーさん(2000年)

夏のミュラーさん(2003年)夏のミュラーさん(2003年)

冬のミュラーさん(2004年)冬のミュラーさん(2004年)

ミュラーさんと(2008年)ミュラーさんと(2008年)


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