次回のオープンキャンパスは9月17日(土)に開催の予定です。経済経営学部の模擬授業は「日本人の幸福と経済~幸せはお金で買えるの?~」です。担当の佐川 和彦 教授から内容をご紹介します。
幸福を経済学で研究する「幸福の経済学」が関心を集めるようになったのは、最近です。幸福は主観的な概念で、定義づけることや、異なる人の間で幸福を比較することが難しかったためです。
伝統的な経済学では、幸福を測る代理指標として所得やGDPを重視してきました。しかし、人間の幸福がすべてお金で買えるとは限りません。
日本におけるGDPと生活満足度の関係を見ると、1人当たりの実質GDPは大きく伸びているのに比べて、生活満足度はほとんど伸びていません。
自分の所得が増えたとしても、まわりの人たちの所得も増えていれば、幸福度は上昇しなくなります。また、所得が増えた人は自分と比べる対象が変わってしまい、より多くの所得を求めるようになるのです。高くなった所得の水準に慣れてしまうこともあるでしょう。
オープンキャンパスの経済経営学部模擬授業で学生トークの司会を務める佐川和彦教授(2022.7.24撮影)
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