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学部・研究科レポート

2021.11.08

駿大経済30周年(その14)~勉強以外の番外編(ボランティアの巻 その1)

経済経営学部の前身である経済学部が駿河台大学の第2の学部として開設されたのは1990年(平成2年)のことでした。満30年の節目を記念して、初期の経済学部を知る卒業生・教員の皆さんが当時の思い出を語る新連載を企画しました。開設当初から今日に至るまでの駿大経済の様子を懐かしく、あるいは新鮮な思いで垣間見ていただければと思います。

連載第14回目と15回目は、渡辺裕子教授が語るボランティアをめぐる思い出です。

勉強以外の番外編(ボランティアの巻 その1)

私は経済学部創設6年目の1995年に着任しました。この年は年明け早々、阪神・淡路大震災が起きました。4月に就任することが決まっていたものの、不安な社会情勢から、就職が取り消しになるのではないかなどと、いくたびか考えたものでした。

大学にもまだ慣れていない5月の連休明けに、和田英夫学長がお呼びであるとの連絡を、事務の方から受けました。突然の学長先生からの呼び出しに、何か失敗をしたのではないかと思い、戦々恐々として学長室を訪ねました。和田先生のお話しは、ボランティアについてでした。この1月の大震災では多くの若者が被災地に赴き、1995年は後世に「ボランティア元年」などと呼ばれました。しかし、駿河台大学ではボランティアに対する支援がなされることがなく、その点について、学長は大いに学生から責められたとのことでした。新規開設科目「社会福祉論」の担当者として採用された私に、駿河台大学のボランティアを託したい、とのことでした。

私は大学~大学院生時代に、地域の点訳奉仕会に所属していました。実のところ、点訳はあまり得意ではありませんでした。しかし、有志で「青年部」を作り、視覚障がい者に外出の機会を提供するために、宿泊キャンプや様々なイベントを企画・実施していました。とはいっても、ボランティアについては、その程度の経験に過ぎない私でした。

就任1年目は飯能市社会福祉協議会や大学近隣の福祉施設を訪問し、ヒヤリングや学生の活動先の開拓をしました。就任2年目に、「教養演習」という学部横断の2年生を対象とした科目で、ボランティア入門ゼミを開きました。活動先は心身に重い障がいのある成人の通所施設が中心でした。学生が馴染むことができるかを心配しましたが、受講者の適応力は私の想像以上に高く、履修後にも多くの学生が自主的にボランティア活動を継続しました。そして彼らは、「教養演習」の終了者以外にも活動を広げるべく、ボランティアサークルを立ち上げました。

それが現在の「スターチス(当時のサークル名は、駿河台大学ボランティアグループ)」です。代替わりが早く盛衰があるのが学生サークルです。1997年から24年目になる今日まで存続するとは、思いもよりませんでした。「スターチス」は長年の活動から、2016年に飯能市が人の交流や健康づくり、まちづくりなど、住みよい地域作りを目指して活動している団体を表彰する、第24回「はんのき賞」を受賞しました。

20211106keizaikeiei_01.png写真左は、飯能市自治会連合会主催の表彰式、写真右は、はんのき賞の記念盾



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