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学部・研究科レポート
2023.03.28
教員書籍の紹介 Vol.32『諧謔の詩神―英国十八世紀のバーレスク詩を読む』
法学部の「英語」や全学部対象の「文学」や「歴史学」、「比較文明論」などを担当する海老澤豊教授が『諧謔の詩神―英国十八世紀のバーレスク詩を読む』(音羽書房鶴見書店)を出版されました。海老澤教授から、ご著書についてのメッセージです。
ホメロスやウェルギリウスなどの古典叙事詩の枠組や表現を借用して、18世紀の英国で流行していたグルメ、ファッション、スポーツを題材にすることで、崇高な文体と卑近な内容のズレから生まれる笑いを狙った詩作品を論じた本邦唯一の著作。
紅茶やビーフステーキはいかに受容されたか、女性の扇やペチコートに隠された意味とは、18世紀のサッカーやゴルフはどんなものだったか、多数の図版を添えて詳しく解説する。