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学部・研究科レポート

2017.04.06

教員書籍の紹介 Vol.11「葦笛の詩神―英国十八世紀の牧歌を読む」

 法学部の「英語」や全学部対象の「文学」や「歴史学」を担当する海老澤豊教授が、『葦笛の詩神―英国十八世紀の牧歌を読む』(国文社)を出版しました。

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 牧歌(パストラル)は古代ギリシアで生まれた、もっとも古いジャンルの詩歌です。羊飼いたちは草を食む羊を遠目で見守りながら、涼しげな木蔭で歌合戦に興じたり、かなわぬ恋を嘆いたりします。
 
 しかし時代を経るにしたがって、詩人たちは牧歌の舞台を、田園から海浜や都会、さらにはアラビアの砂漠やアフリカのジャングルに置き換えます。歌い手も羊飼いから漁師や上流婦人、ラクダ乗りや奴隷に変わっていきます。

 本書では十八世紀の英国でさまざまな変容を遂げた牧歌の変奏をたどっています。日本ではあまり知られることのない詩人を取り上げていますが、他に類を見ないユニークな内容になっています(国文社5,000円税別)。

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