すでに前報で紹介した通り、11月中旬より12月上旬にかけて恒例の法学部模擬選挙が1年生対象の合同プレゼミの一環として実施されました。タイトルはずばり「ウィズ・コロナと私たちの選択」というものにしました。今回はその続報としてまとめの記事を小貫教授からいただきましたので紹介します。
まず、モデルがあるのですが架空の政党、1.桜の党、2.立憲チューリップ、3.ぼたんの会、それぞれの代表者による政見放送が行われました。
桜の党は、現在の政権与党(与党とは現在の政府を支えている党のことです)、立憲チューリップとぼたんの会は野党(政府を批判する立場にある政党のこと)という立場です。また、小選挙区(駿河台大学選挙区)には桜の党公認で「野原しゅんた」が、立憲チューリップ公認で「飯能花子」(ボタンの会、支持)で出馬しており、その政見放送も行いました。
画像をクリックするとPDFが開きます。 画像をクリックするとPDFが開きます。比例代表での各政党のポスター、小選挙区候補者のポスターには、若干のパロディも含まれており、どこかで聞いたセリフも使われています。投票結果のグラフも、皆さん各自に分析してみると面白いと思います。
学生による投票をうけて、その結果の分析や、架空のこととはいえ今回の投票行動が今後の政策にどのような影響を与えることが予想されるか。この点について政治学担当の先生からの解説も行われました。いずれにしても若い人たちの投票率が低いと政策は高齢者向きのものになるということが、以前から指摘されています。(「シルバー民主主義」という問題)また、自分の一票が意中の候補者の当選とか応援した政党の躍進につながらなかったとしても、それで無意味だったとはならないということです。それでは私たちが選挙に参加して一票を投じることにはどのような意味があるのか。これを考えるということですね。
学生の皆さんからは、どの政党に入れるか、どの候補者にするか、政策のあいだでとても迷ってしまったという声が多く寄せられました。でも、これは選択肢があり、私たちには選ぶ自由と権利があるということの裏返しです。
企画した側としては皆さんが自分の頭を使って考えてくれたということをとてもうれしく思います。オ・シ・マ・イ。
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