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学部・研究科レポート

2019.11.15

11月23日(土)のオープンキャンパス法学部模擬授業・もうひとつの予告編〔行政法・環境法〕

今回は、11月23日(土)に実施される模擬授業の中身を、全学の予告編より少しだけ詳しくお知らせします。続きはぜひ、当日の模擬授業でお聞きください!

良い景観?悪い景観? ~景観法という解決~〔行政法・環境法〕 清水知佳准教授

 景観の保護を目的とする、景観法という法律があります。同法は、2004年に制定された法律であり、国際的にみると遅いと言わざる得ないのですが、この法律ができる前にはすでに、法律の地方バージョンである、条例というかたちで景観対策がとられていました。

 この背景には、景観というものは実に多種多様で、非常に規制が難しいという考えがあります。確かに、ある人は、屋外看板であふれた駅前を活気あふれる景観と評価するかもしれないし、ある人は、無秩序で街の雰囲気を壊しているに過ぎないと評価するかもしれませんよね・・・そのため、国は景観規制に尻込みをしていました。

 その一方で、地方自治体はというと、500あまりの県や市町村が立ち上がり、景観条例の制定に踏み切りました。自分の街の景観はこうあってほしい!、という将来像を描くことからはじめ、条例の下に、それを実現するための景観の整備・保全に積極的に取り組んできたのです。

 このように、地方自治体の景観条例が先駆けとなり、景観法はそれを追うようなかたちで制定されたといえます。模擬講義では、景観法が生まれた背景からはじまり、国と地方自治体がどのように連携して景観保護を実現してきたのか、について学んでいきます。

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