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学部・研究科レポート
2018.12.03
駿輝祭 模擬裁判を終えて(1)
10月28日(日)の駿輝祭では、法律相談部による模擬裁判「罪のゆくえ第5話―きれいな花には毒がある―」が開廷しました。今回は、法律相談部の須貝義樹さんに、模擬裁判の感想を聞きました。
模擬裁判の感想 須貝義樹さん
今年の模擬裁判は、専門総合講義の一環として実施されたことから、例年よりも学生が主体的に模擬裁判に参加する機会(講義における共同学習、体験学習)が増えました。
一つ目は、プロモーションビデオを学生自らが撮影・編集したことです。自分たちで作成することで例年以上に時間がかかりました。しかし、そのぶん1年生や2年生も積極的に関わることができ、結果として良い作品を作ることができました。
駿河台大学模擬裁判「罪のゆくえ 第5話―きれいな花には毒がある―」
二つ目は、論告、弁論、評議のセリフを学生自身がそれぞれのグループに分かれて考えたことです。脚本から有罪・無罪の根拠となる部分を抜き出し、それぞれのグループが裁判員の心をつかみ、有利な判決を勝ち取るための論告・弁論を考えました。複雑に絡んだ様々な事実のうち、どこに焦点を合わせ、論告・弁論を展開していくのかを議論するのは、普段の大学の授業では味わえない貴重な経験になりました。
練習の段階では、長いセリフのために、証人役が沈黙してしまうことがありました。しかし、本番では、滞りなく尋問、証言、論告、弁論をすることができ、ドラマチックな模擬裁判になったと実感しています。
私は、去年に引き続き弁護士という立場で模擬授業に参加しました。個人的には被告人に不利な内容の台本だという印象が強かったのですが、無罪を勝ち取ることができたことは素直に嬉しかったです。
最後に、模擬裁判にご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。