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学部・研究科レポート
2017.10.27
法学部のゼミをのぞいてみよう!'16-'17(13)-上河内ゼミ(民法)-
上河内ゼミでは、民法を深く理解するために重要な最高裁判所の判決(判例)をピックアップして、勉強しています。民法は、契約や賃貸借など私達の日常生活に密着した法分野ですが、条文を知っているだけでは十分に理解したことにはなりません。現実に起きた訴訟が裁判所を通じてどのように解決されてきたか、裁判所はどのように考えてきたか、ということをきちんと理解する必要があります。

民法の授業でも民法を一通り学ぶことはできますが、ゼミでは、民法に興味のある学生だけが20名程度集まり、先生から与えられた裁判所の判決(判例)を細かく調べたり、討論していくため、内容がより専門的になっていきます。週に1回、2年間、民法の判例を勉強することを通じて、確実に法律的な物の見方を身につけることができます。
これからの日本の社会では、一人一人の人間が、自分の権利や義務を意識し、自分の権利は自分で守る、ということが求められるようになります。民法の判例を知ることは、裁判官や弁護士として活躍するためだけではなく、一人の人間として生きていく上でも役に立ちます。そこには、自分を取り巻く環境に潜む法的なリスクやトラブルに巻き込まれた場合の解決のヒントが隠されているからです。
