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学部・研究科レポート

2016.03.28

大河ドラマ「真田丸」ワンポイント解説(9)

法学部教授 黒田基樹

 3月27日(日)に放送された第12回で取り上げるべきは、何と言っても「鉄火起請」でしょう。戦国時代の終わり頃から江戸時代の初期にかけて行われていた、代表的な「神裁」になります。これが大河ドラマに登場するのは、もちろん初めてになります。

 第3回で出てきた村落間相論(村同士の争い)をうけて、村同士の相論を解決していた風習を、ここで取り上げたものになります。そしてこうした神裁は、大名の裁判が機能していくことによって役割を終えていくのですが、ドラマでも上杉景勝が裁判に取り組む、というかたちで、そうした時代の流れも表現されていました。今回の話は、結構奥深い内容が込められているのです。

 私も「法史学」や「日本史概論」の授業で、鉄火起請を取り上げていますが、これからはこの回の映像を使って授業しようかな、とも思えるほどの出来上がりになっていました。またこの撮影の時、たまたま見学に行ったのですが、鉄火起請の場面は一日がかりになっていました。その時に、いくつかアイテムを撮ってきましたので、紹介しておきましょう。

20160325law_02.jpg

一番下の石の上に置かれているのが「鉄火」です。これ、LEDで赤く光るようになっていました。

20160325law_03.jpg

これが儀式で使われていた「牛王宝印」です。

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