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学部・研究科レポート
国内添乗研修実施報告その2
現代文化学部 准教授 小林奈穂美
その1に続き、京都で行った国内添乗研修について報告いたします。
8月22日 ホテルロビー集合と一日観光の説明と移動、旅程管理
さていよいよ今日は、4年生男子チーム5名が企画した一日ミニツアーです。昨日と一昨日の様子から、4年生のよいところを見せようと意気込んでいました。
時間どおりにホテルロビーに集合し、行程や持ち物、注意事項を説明し出発です。今流行りの御朱印ツアーがテーマということで、午前は下鴨神社へ向かいました。20日に天龍寺で御朱印帳を購入していた学生も何人かいましたが、解散し、再集合した様子からは、御朱印集めをしている学生は5名ほどでした。昨日に続きこれも興味がないということでしょうか?平安神宮に行く前に昼食となりました。この食事は皆満足したようです。添乗員は全体の様子を見ながらタイミングをはかり精算業務を行います。
昼食のあとは、平安神宮へ向かいます。添乗員の一人は一足先に向かい、御朱印がどこでいただけるのかを確認し、全員が揃ったところでその場所を説明します。そのあと、各自境内散策と御朱印集めをして再集合のあと、集合写真を撮りました。次に向かうのは知恩院です。列が離れないように添乗員は前後に配置、後ろから来る車に対する注意喚起など、4日目ともなるとさすがに学習していました。長い階段を上まで登ったり、御朱印をもらったりして過ごしたあとは、集合写真を撮った後はホテルまで移動し、ホテルロビーで無事解散となりました。
8月23日 ホテルロビー集合とチェックアウト、午後の行程の説明
10時集合でしたが、2名の学生が現れず、チェックアウトを担当する添乗員(学生)が部屋へ電話すると、今起きたところだったようで、予定の時間にチェックアウトができないというアクシデントがありました。
チェックアウト業務は、清算・忘れ物の確認と移動における注意点を伝え、京都駅の再集合場所を丁寧に伝え一度解散となりました。ホテルとの最終確認も必要です。
京都駅のJR団体入札とシートアサイン、駅内からホーム乗り口までの誘導、離団手続きと東京駅挨拶
担当する添乗員(学生)は、早めに京都駅に集合し、導線の確認とシートアサインを行います。集合時間になっても来ない学生がいました。京都駅はたくさんの出入り口があり、迷うことを考えて、チェックアウト時に丁寧に説明し、さらに前日には、インターネット上の情報も全員に配信していたのにも関わらず、学生は別の場所にいたのです。ほかにも添乗業務を担当するときは、ジーンズとTシャツは禁止と事前に伝えていたにも関わらず、ジーンズだった学生がいて、急遽他の学生に担当を変更するというアクシデントもありました。
それでもなんとか全員が揃いました。新幹線ホームへの誘導は、打ち合わせのお蔭で団体入札、座席への着席までがスムーズにできました。途中離団するお客様のための、手続きも学ぶことができました。
定刻どおり東京駅に到着、添乗員(学生)の最後のご挨拶で終了となりました。
春学期の座学では、これで実習は大丈夫だろうかと心配しておりましたが、やはりいろいろありました。それでも学生たちのレポートをみると団体行動の難しさや下見の大切さ、創造力の必要性など学んでくれたようです。
実習の5日間は前週の猛暑から一転、雨が降ったり止んだりのあいにくの天気でした。そのおかげでしょうか。体調を崩す学生がいなかったことはなによりだと思います。添乗業務を体得するための研修ですが、寝食を共にすることで、それぞれに気づきがあったと思います。参加した皆さん、大変お疲れ様でした。