法学部 法学部からのお知らせ

模擬選挙を振り返って

2016/07/02 学部行事

 法学部では、6月9日(木)、6月16日(木)と2週にわたって1年次生を対象とした基礎演習の授業の一環として模擬選挙(政策討論会・模擬投票)を実施しましたが、学生から感想が届きましたので、ご紹介いたします。

法学部法律学科1年 小楠 拓

東京都立多摩高等学校出身

20160702law_01.jpg 私はもともと18歳選挙権については、あまり良い印象を持っていませんでした。戦後70年間ずっと20歳だった選挙権を、今さら18歳に引き下げられても、という感があったからです。また人生経験が浅く社会というものをあまり理解していないので、政治家の口車に乗せられるだけではないかと思っていたからです。

 しかし、私は国政には興味があったので、選挙そのものが無駄だとは思っていません。実際に国を動かしているのは私たち国民が選んだ代表です。代表を選ぶのが国民の権利であり、国民の義務だと私は思っています。最近成立した安全保障関連法が、自民党の横暴だという声をよく聞きます。そんなことを言っているくせに、前回の第47回衆議員選挙の投票率は約52パーセントと過去最悪でした。投票しないで今の政治はダメだという資格はないと思います。私は政治についてとやかく言えるようになりたいので、選挙に行かないということはしたくありません。

 今回の模擬選挙では、三党の政策の極端な部分を言っていたので、対立が分かりやすかったですが、実際の立候補者はよく似たことを言うので、惑わされることなく理想論と現実論を見極めていきたいと思いました。また模擬選挙を通じて、18歳で国政に参加できることの喜びを、よく理解することができました。

 模擬選挙が終わり、さっそく参議院選挙が行われます。私は東京選挙区なので、国会議事堂のあたりまで足をのばして、街頭演説などを聞いてみようと思いました。また、公選法の改正でインターネットでも選挙活動が可能となったので、いろいろな政党のホームページを眺めることで、比例代表を選ぶ時の参考にしようと思いました。この歴史的瞬間に堂々とのぞんでいきたいです。

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