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箱根駅伝直前! 西沢晃佑選手インタビュー 前編

18.12.12

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箱根駅伝。多くの長距離陸上選手にとっての目標であるだけでなく、新年の日本を彩る風物詩ともいえる国民的なイベントです。

2019年で第95回を迎える箱根駅伝に、駿河台大学から、西沢晃佑選手(現代文化学部4年・長野日本大学高校出身)が関東学生連合チーム(以下学連)のメンバーとして出場することとなりました。
本学から関東学生連合チーム(学連)へ選手が選出されるのは、これで5年連続です。

箱根駅伝まで1ヵ月を切った今、西沢選手に現在の調子、箱根駅伝への思いなどを聞きました。
長編のインタビューとなりましたので、前後編に分けてお送りします。


―直近の記録会含め、自己ベストを順調に更新していますね。
 (自分の中では)特にいつも通りのことをやっていただけなのですが、自分は他の選手と比べて、短い期間の調整で自分の一番いい状態に持っていくことが得意なので、結果が出やすいのかなと思います。

―箱根駅伝予選会(以下予選会)でもベストタイムを更新しましたが、いつも以上に調子が良かったのでしょうか。
 (予選会では)調子はばっちりでした。春先に3度ほどハーフマラソンに出場しましたが、その当時は故障明けというのもあり、思うように練習を積めていない中での走りとなっていました。
  その時その時に出せるだけのパフォーマンスは出してきたのですが、そこから予選会までに自分の中でレベルアップで来ていたと感じます。距離などこれまで以上に練習を積めた状態で予選会に臨めたため、自己ベストを出すことができたと思います。

―今年は2年生時以来の予選会となりましたが、どんな気持ちで臨みましたか。
 昨年は夏ごろから大腿骨の疲労骨折を経験していて、予選会に出場できませんでした。本格的に練習を再開したのは(2017年)12月頃です。
 実は2年生の時も故障明けという状態を押しての出場だったので、結果はあまりよくなく、(予選会を)しっかり走れたのは実質3年ぶり、という感じでした。

―予選会ではかなり集団の中にいた印象ですが、ああいう時はもっと独走したいなどの気持ちが出るものですか。
 自分の中では、「この集団にいればいいタイムが出るな」と思っていました。余裕のある選手は公園内に入ると一気にペースが上がるのですが、そこで自分がどれだけ対応できるかが大事なので。
 あと、公園内に入ってからは、自分の後ろに後輩の吉里(吉里駿[現代文化学部2年・大牟田高校出身])がいましたが、もう最後の3kmくらいは「吉里は今どこにいるんだ」と思いながら走っていました(笑) 彼に負けたら学連選抜に入れないので。
 
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―箱根駅伝では他大学の選手とチームを組むわけですが、気持ちに違いはありますか。
 いつも仲良くしているチームメイトとは感覚が違うところはあります。先日、インタビューなどのために学連チームが集合した際、最初はみんなおどおどしていたんですが...(笑) でも、インタビューの空き時間等に話していたらだんだん仲良くなっていけました。
 これから学連チームでの合宿もあるので、そこで交流を深めていけたらと思います。

―箱根駅伝では予選会以上にたくさんの方から注目を浴びるわけですが、緊張してしまうタイプですか。
 沿道の応援で硬くなってしまうことはないと思いますが、テレビがあると変わっちゃうかもしれません。普段のレースでも応援してくれる方々がいて、それには慣れているつもりです。でも、テレビが来ると「ああ、テレビあるなぁ」って。テレビ撮影用のバイクが来ると顔をキメちゃったりとか(笑)
 沿道の応援については、走りながらもしっかり聞こえています。自分のチームメイトに関してもそうですし、他のチームの方でタイムを読んでくださっている方もいるので、意識しながらレースできるのがありがたいです。


西沢選手が箱根駅伝への意気込みやレースへの展望、みなさんへのメッセージを語ってくれた後編も、どうぞお楽しみに!