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マネージャーにエール!最終回 駅伝部マネージャー Part2

14.08.21

最終回は大日向 睦美さん(写真左・心理学部4年・新井高校出身)と主務を務める三浦 孝太郎さん(写真右・現代文化学部4年・光星学院高校出身)です。
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●マネージャーになったきかっけは何ですか?
大日向)先輩の選手から勧誘されて、最初はサークルに入ろうと思っていましたが、駅伝部の練習を見に行ったら、選手の真剣さに惹かれて入部しようと決めました。
●高校では何かスポーツしていましたか?
大日向)中学校はバレーボール、高校は陸上部のマネージャーでした。
●実際にマネージャーになってみてどうでしたか?
大日向)高校と違いすごく大変でした。みんなが真剣だからこそ、求められるものも高くて。高校は練習のサポートだけでしたが、大学は試合の申込みや合宿(年3回)にも参加して選手のケアをしたりもします。夏休み中ほとんど合宿で飯能に居なかった時もありました(笑)。
最初はみんなと仲良くなれず、失敗もあり、誰にも愚痴を言えずに辛かったです。最初は正直辞めたいと思ったこともありました。
三浦)選手から途中でマネージャーになりましたが、選手時代よりも違う苦しみがあります。選手の時は体力的に大変ですが、マネージャーは精神的にきついです。みんなのことを考えなければいけないので。
●マネージャーの仕事内容を教えてください。
大日向)普段の練習は練習の準備から選手のタイム計測、給水を用意して選手が走っている合間に渡したりします。大会の場合は、申込みから集金、部費の管理、関東学生連盟の会議に月1回出席しています。
●マネージャーの仕事をしていて気を付けていることは?
大日向)選手のストレスにならないように気を付けています。限界の中走っているので、タイムを読む時に失敗すると選手もストレスがかかります。そのため、簡潔に分かりやすい言葉で伝えるよう気を付けています。選手の顔色は良くみていますね。
三浦)監督の指示をみんなに伝え忘れないようにすぐメモしたりします。
●マネージャーとしてやりがいを感じる時やよかった事は?
大日向)他大学の監督に仕事ぶりを褒めてもらった時です。記録会など常に一緒に参加して選手をサポートしていたら「いつも頑張っているね」と言ってもらえました。また、選手がベスト記録を出した時も嬉しいですね。最近は後輩の選手から「睦美さんが卒業したら困りますよ」と言われるのも嬉しい事の1つです(笑)。
●マネージャーで大変なことや辛かったことは?
大日向)マネージャーが3年まで1人だったので、予選会の出場手続きなど自分に責任がかかってくると思うととても重かったです。
三浦)選手だったので、走れなくて苦しんでいる時の選手の気持ちが良くわかります。選手から相談もされますが、適切に伝えることが苦手なので、きちんとアドバイスできているか不安です。
●今年のチームは見ていてどうですか?昨年と比べて一番変わったことはどこですか?
大日向)活気があります。駅伝部として創部してから1~4年まで揃ったのが今年初めてなので、元気もあるし雰囲気もいいと思います。
三浦)後輩の勢いに押されて、3・4年生が元気ないかな~と思います。予選会までに合宿もあるので頑張って欲しいと思います。昨年と違うことは、今まで最上級生の人数が少なかったですが、今年は最上級生が人数多くいるので、上下関係がいい意味でできました。
●1年生が入ってきてどうですか?
大日向)今までとは雰囲気が違う1年生だと思います。かなり元気ですね。やんちゃな部分もありますが(笑)。
●チームのアピールポイントは何だと思いますか?
大日向)個性が濃いと思います。他大学みたいに監督がガツンと怒るのではなく、自分の思うように力を発揮できるところが良い所だと思います。
三浦)選手同士が学年関係なく仲が良いことです。
●イチオシ選手は?
大日向)4年生全員です。最後の予選会があるので、良い結果が後輩に伝わるように走ってもらいたいです。
三浦)今井選手は選手としても力があるので、箱根に出場して欲しい選手の1人です。
●ムードメーカーの選手は?
大日向)今井選手です。みんなの前ではふざけますが、1人の時に黙々と走っていたり、陰の努力家です。
三浦)3年の木村選手です。学年関係なく話しやすいし、後輩にも自分から話しかけています。
●マネージャー生活の中で一番印象に残ったことは何ですか?
大日向)卒業した新井先輩が大学最後の予選会に向けてチームの先頭に立って頑張っていました。先輩の頑張りが選手全員にも伝わり全体を引っ張っていました。しかし、当日調子が悪く首位通過できなかった時、最後に泣いている先輩の背中を見て私も泣きました。1番頑張っていた姿を見ていたので、悔しさがすごい伝わり、涙が止まりませんでした。
三浦)練習中に声が小さいと言われたことです。声を張っているつもりでしたが、言われて気づきました(笑)。
拡声器を買ってくれるはずでしたが、まだ来てないですね(笑)...。
●好きな芸能人、歌手は?
大日向)竹ノ内豊です。
三浦)中村あんです。ビシっと言ってくれる女性の方が良いです(笑)
●オフの日は何をしていますか?
大日向)オフの日は普通の大学生です。家にこもるよりは良く出かけています。
三浦)筋トレです。駅伝選手は筋肉があまりつきすぎると重くなるのであまり出来ませんでした。選手の時と比べて自分の時間ができ、鍛えたい部分を筋トレできるようになりました。走ることもしますが、自分の好きな時に自分のペースで楽しみながら走っています。
●自分が選手としてやるならどの競技?
大日向)男に生まれ変わって箱根を目指したいですね。
●モットーはありますか?
大日向)辛いことも通過点にすぎないので、そこで立ち止まらないということです。自分が続けていれば嫌なこともいつかは乗り越えられると思っています。
三浦)「先手必勝」です。高校の合宿でおかずの取り合いがあって、先手必勝と肝に銘じました(笑)。
●最後に目標をお願いします!
大日向)箱根駅伝に出場するマネージャーになりたいです。
三浦)箱根予選まであと少しで4年生として最後の年ですが、1人でも多く学連に入れるように頑張って欲しいですし、選手を支えていきたいと思っています。
●前回のラグビー部マネージャーからの質問です。監督との距離感はどうしていますか?
駅伝部は気になることや困ったことはどんどん監督に聞きます。マネージャーだからと言って遠慮はしていません。徳本監督は全力で応えてくれます。

【選手からの"ありがとう" 】
主将として悩んでいる時に良いアドバイスをもらえるので心の支えになっています。本当に感謝しています。
原塚 大貴 主将(法学部4年・弥冨高校出身)

~取材を終えて~
3年間マネージャーがいなく1人で頑張ってきた大日向さん。いつも笑顔の陰には人知れず悩み、辛い時もありました。選手を経験したからこそ誰よりも選手の気持ちが分かる三浦さん。彼の言葉に選手は幾度となく救われました。マネージャー最後の年、選手と一緒に箱根への切符を掴んでほしいと思います。

今回でマネージャー特集は終了します。マネージャーの仕事は人に気付かれにくく大変さも伝わりにくい仕事です。しかし、それでも選手たちの努力が実を結んだときの笑顔や、選手たちが成長する姿を糧にして日々頑張っています。最高の瞬間を選手と分かち合うため、今日も"無償の愛"を持って選手を支えています。