【駿大スポーツ対談】陸上競技部 工藤 大晟さん ✖ 若林 康太さん(後編)

18.08.14

 前回に引き続き、工藤大晟さん(現代文化学部4年)と若林康太さん(現代文化学部3年)の対談(後編)をご紹介します。
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●日本学生ランキングが若林選手1位、工藤選手4位になった時がありましたが、その時の気持ちをお願いします。
若林 今シーズンみんな春先にタイム出さなかったので、実力でいったらもう少し低いかなと。日本選手権に向けて調整していたのもあって、他の選手はタイム出せるのに、タイムださなかったので。
工藤 春先にタイムが出たので、この先どうなるかなという不安はありました。
若林 関東インカレや日本選手権でピークにしたかったので、ちょっと調子上がるのが早すぎたなみたいなのはありました。
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●ベストが出るときは走っているときから実感はあるものですか?
若林 今日いけると思っても出なかったり、自信なくても走ったらよかった時もあります。
工藤 毎回タイム出るか不安しかないですね。ベスト出した時のレースも、ここで出さないといけないなと焦りもあって走ってみたら出たみたいなところです。

●若林選手は邑木監督の選手時代の自己ベストを突破しましたがいかがですか?
若林 嬉しいですが、陸上選手のレベルでみるとまだ足元にも及ばないので、本当に超えたかと言われるとまだまだ大きな壁です。

●工藤選手は特に今年大きく伸びましたがどんな変化がありましたか?
工藤 前半からスピード上げて行けるようになったのが大きいです、今までよりだいぶ楽に前半行けるようになりました。沖縄合宿あたりからか、走れてるなという実感はありました。特に変えたこともありませんが・・・。
若林 ウエィトやるようになりましたよね?工藤さん、ウェイト嫌いであまりやらなかったんですよね。それが、最近ウェイト室にいるな~ってみんな話してました(笑)。

●若林選手は1年生の時のインタビューで、レース展開が課題とありましたが変化はありましたか?
若林 3年生になった今でも準決勝、決勝での課題はまだあります。ただ、1年時よりも早いペースで楽に走れるようになっているのは感じます。
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●大学入学後に若林選手は48.51から45.81、工藤選手は47.83から46.31と2人とも記録が伸びてますが要因は何ですか?
工藤 人と環境に恵まれたのが大きいです。先輩も指導者も後輩も全部に恵まれたと思います。
若林 僕は邑木監督ですかね。次に先輩方に恵まれたと思います。僕には駿大が合っています。

●スランプの経験は大学入学後にありましたか?
若林 今じゃないですか?ちょこちょこあります。気づいたら抜けてるんですが。
工藤 スランプは大学2年の時です。急に走れなくなって、気持ちも入らなくて。怪我とかではないのに、悪い方向ばかりに行ってしまい、1年間走れずに棒に振りました。
克服したのは、走れていた時の自分のレース映像をよく見るようにしました。自分はこう走ってたんだと見直すことで乗り越えました。
若林 それ僕もやります。
工藤 邑木監督にも自分の走りの良いイメージを持った状態でいるようにとよく言われます。

●陸上を辞めたいと思ったことはありますか?
工藤 辞めたいとは思ったことないです、嫌だな~はありますが(笑)。スランプの時も辞めたいとは思いませんでした。もう一度絶対早くなってやろう!の方が大きかったです。
若林 ちょっと休憩したいなぁみたいなのはありますが、辞めたいはないです。
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●陸上やっててよかったと思う瞬間はいつですか?
若林 まだないですね。100%満足いく結果が出たことはまだないです。満足いったらそこで終わりだと思っています。
工藤 大学の目標は日本選手権に出場することだったので、今回の日本選手権のレースに立った時ですね。スタートに立った時「やり続けてよかったな」と感じました。

●目標とする選手像は?
若林 大事な場面で力を発揮できる選手になりたいです。木村淳さん(大阪ガス所属)は強いなと思います。決勝など、ここぞっていうときに自分のベストなパフォーマンスを発揮できるのはすごいです。
工藤 日本選手権やグランプリで常にトップの選手と対等に戦える選手になりたいと思います。あっ、同じレースで走る時は若林にも勝ちたいと思いますね。
若林 かっこいいですね~。
工藤 若林と一緒のレースを走ることが多いので、「またかっ」って思います。若林を超えたことはないです。全部負けてます(笑)。
若林 工藤さんに抜かれないようにしていますから。それはもちろんです!

●少し長めのオフには何がしたいですか?
若林 ラーメンやアイス、ジャンクフードをいっぱい食べたいです。試合前とか試合中は陸上のことばっかりなので、陸上と関係ないところで遊びたいです。
工藤 自分は我慢しないので、好きなもの食べています。温泉行きたいですね。
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●9月に開催される全日本インカレの目標をお願いします。
工藤 個人では最低、決勝。最高、優勝。優勝すると思わないと決勝いけないので。リレーも優勝狙えるメンバーなので、優勝します。
若林 優勝しかないです。自分にとって優勝以外は全部一緒です。

●今後の目標を教えてください。
工藤 卒業後も陸上を続けると決めたので、今後のレースできちんと結果出していきたいです。社会人では環境も変わるので難しいと思いますが、うまく両立しながら記録を少しでも伸ばしながらやっていきたいです。
若林 在学生のうちに日本選手権の表彰台は上りたいです。チャンスはあと1回です。来年は表彰台が当たり前のつもりでやっていきます。

●余談ですが...工藤選手の特徴的な走り方について聞いてもいいですか?
工藤 昔からあの走り方で、大学で良くなった方です(笑)。それで自分のことを知ってもらえるなら良いのもあるんですが...。最近走り方を真似してくださる方もいるようで、からかわれてるのかな(笑)。
こんな走りでもタイム出るんだぞっていうのを今後も見せたいですね!

お2人ともありがとうございました。
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