女子アスリートインタビュー 陸上競技部 渡邉ひかるさん

18.07.23

2人目は陸上競技部の渡邉ひかるさん(現代文化学部4年・富士市立高校出身)です。
入学時から数々の成績を残し、先日開催された日本選手権大会女子200mで自己ベストを24.06に更新(5位入賞)、関東インカレでも女子200mで2位、100mで4位、4×100mリレーで3位と進化を続ける彼女をご紹介します。
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関東インカレお疲れ様でした。終わってみて率直な感想は?
満足よりは悔しいほうが大きいです。
100mは決勝行くのも初めてだったので、やっぱり表彰台は取りたかったです。
調子は良かったのですが、グランプリレースが多くあり、ケガの具合が良くなくて1週間くらいスパイクを履いていない時間がありました。それがなかったら絶対いけてたと思います。
4×100mリレーは予想はもっと下だと思っていたので、本当にうれしかったです。チームベストも出たので、自分たちもびっくりしました。自分が1年生の時に優勝した記録を塗り替えられたのも満足です。
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同じ表彰台でも1年生と4年生でなにか変わりますか?
今回の表彰台の方が実感があります。1年生の時はこの大会は何?って何がなんだかわからないまま走った感じでした。今回は今までの積み重ねで勝ち取ったような実感があります。
先日行われた日本選手権大会では自己ベストを更新しましたが感想を聞かせてください。
学生だけの大会と違って、トップレベルの選手と闘えるのはテンション上がります。タイムも自然と上がるので。
今回、コーナー曲がって前半は2番だったので、23秒台いけた!と思いました。後半で失速があり思うような結果にならなかったのは課題だと思います。タイムは自己ベストですが、正直まだいけたと後悔もあります。嬉しいですし、今までの自分ではすごく良い結果だと思うんですが、目標には届かなかった...という感じですか。
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大学でも陸上を続けた理由は?
実は、高校で陸上に満足というか、もういいかなと思ってやめようと思っていました。その時に邑木監督に声をかけていただき、自分が必要とされる場所があるのならと続けることにしました。
今考えれば続けてよかったです。今は大学後も陸上を続けたいと思っています。
大学でも記録が伸びたのはなぜだと思いますか?
高校の時は、陸上に対して考えることなく、なんとなく走ることが多かったです。
大学では、どうしたら早くなるか、どんなトレーニングが必要かとか自分に足りないものは何かを考えるようになりました。相談するようになって、周りとやり取りが増えてそれから自然に伸びていった気がします。1年生の時は何も考えず先輩に頼り切っていました。意識が変わったのは2年生くらいから。単距離の先輩がいなくなってしまい、自分たちと後輩しかいない状態になって「やるしかない」と考えるようになりました。今考えれば、それがなかったら今の成長はなかったと思います。
陸上をやめたいと思ったことはありますか?
ないです。走ることが好きなので、生まれ変わっても陸上はやりたいと思います。
両親が陸上選手だったので、気づいたら陸上をやっていました。今まで不思議と嫌な思い出がなく、チームや周りの人に恵まれたと感謝してます。
目標とする選手は?
もちろん、福島千里選手(セイコー所属)です。この前の日本選手権で途中まで自分の前を走っていて感動しました。
渡邉さんの陸上競技でのモットーは何ですか?
「考えすぎない」が自分のモットーです。
渡邉さんの強味は?
コーナーは得意です。200mが好きなのもコーナーがあるためです。同じ100mでもコーナーがある方がタイムが良いです。
駿大陸上競技部はどうですか?
良い意味で自由だと思います。練習でもやりたいことが言える環境です。
自由の中にも、やるべきメニューがあり、アドバイスもあり。そのバランスが良いと思います。
今後の目標をお願いします。
全日本インカレ200m優勝です。
関西の強い選手も出場しますし、学生最後の大会なので大学日本一勝ち取りたいです。
そこで23秒台を出せれば更に良し!ですね。悔いのないよう頑張ります。
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