新主将インタビューVol.9 駅伝部 平賀 喜裕 主将

16.02.06

第9回目は、駅伝部主将の平賀喜裕さん(現代文化学部3年 山梨県立韮崎高等学校出身)です。

―陸上を始めたきっかけは?
小学校のころはサッカーをやっていました(笑)でももともと走ることが好きだったこともあり、よく走っていましたね。小学生では足が速いと周囲から注目されるのでそれが楽しくて走っていました。中学生になってからは指導者の影響もあってか長距離を本格的に取り組むようになりました。気がつけば陸上に魅力を感じるようになっていましたね。
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―駿大を選んだ理由は?
大学の環境がよかったことですね。あと中学校の先輩が駿大駅伝部にいたことも選んだ理由ですね。

―主将になった時の心境はいかがでしたか?
今までチームを纏める役割なんてしたことがないので、正直自分で主将が務まるのか心配です。チームの中心となるような立場になったことが不安です。今までにないストレスを感じることが怖いですね。未だに主将になったことに良いイメージが持てていませんから(笑)これからは自分のこと以外に周囲のことも気にかけなくてはならないので大変だなと思っています...。

―同期の部員からは主将就任が決まってどんな言葉をかけてもらいましたか?
言葉とかは特にないけど、主将になったことで周囲からの目も変わったような気がします。頼られていると感じるときがあるので頑張ろうと思いました。また、前主将の古原先輩も気にかけてくれているので心強いですね。

―新チームの雰囲気はどうですか?
年が明けてから気を引き締めようという雰囲気がチームの中に生まれてきた気がします。ひたむきに頑張っている人が多くなったように感じています。この状況が選手一人ひとりに伝わっていけばもっと良くなると思います。

―主将として心掛けていきたいことや大切にしていきたいことはありますか?
心掛けていきたいことは、最終学年になるので全てが最後だという思いを持って取り組むことですね。大切にしたいことは、常に目標を見失わないことですね。

―理想の主将像と主将にとって必要な素質は何だと思いますか?
理想の主将像は、周りから尊敬されるような人でいることですかね。素質は、常にチームのことを考えている人だと思っています。

―オフの日は何をして過ごしていますか?
友達と遊ぶことが多いです。競技のことから離れるようにしていますが、身体のコンデションのことはいつも気にしていますね。なので、オフの日でも完全に競技から離れることはできてないのかもしれません(笑)

―2015年度の平賀さんの競技成績をふり返っていかがですか?
努力がようやく実ったと感じられた年でした。今までの失敗や地味な取り組みが形となり、自分の思い通りの練習ができたことも後半の充実さを表していると思います。その反面、今年の前半は低迷していました。なかなか結果が出なくて調子も悪かったので不安が大きかったですね。箱根の予選会までには良い状態にしたいと調子を整えるように意識をしていました。

―今季は昨季以上の成績が期待されると思いますがいかがですか?
自分としてはもっと頑張らなくてはと思っています。そしてまた結果を残したいと思います。でもそのプレッシャーに負けないようにしたいですね。そのためには平常心で練習に取り組めるように気持ちをコントロールしていきたいと思っています。

―平賀さんにとって理想のチームとはどのようなチームですか?
個人が目標をしっかりと持っている集団であること。そしてチームの目標に向けて力を出せる人たちの集まりであることだと思います。

―試合前に意識していることはありますか?
治療のタイミングは意識していますね。難しいことですけどベストな状態でレースに望めるよう、身体のメンテナンスのタイミングには気をつけています。

―理想の選手や尊敬する人は?
徳本監督ですかね。未だに競技者としても力があるし尊敬の目で見ています。監督と出会ってからの自分は明らかに伸びたと思います。コンディションの整え方とか練習メニューとか色々学んでいます。

―箱根駅伝予選会を振り返っていかがですか?
怪我をしていた訳じゃないけれど、あまり調子がよくありませんでしたね。コーチからも心配をされていたくらいでしたから。でも予選会に標準を合わせていままで頑張ってきたこともあり、最後までやりきろうと思い望みました。走り切ったときはホッとしました。当日は雨が降る中での予選会でしたが、周囲はその天候に困惑した人もいたかもしれません。でも自分的には風さえ吹かなければ雨だろうが晴れだろうがそんなに関係の無いことだと思っていたので特別な動揺もなく走れたと思います。

―学連選抜に選出されメンバー入りが決まったときの心境はいかがでしたか?
嬉しかったです。でも嬉しさ以上に来年のプレッシャーを感じた瞬間でもありました(笑)箱根本線までは選ばれたことを意識せずにいつも通りの生活や練習をして過ごすように心がけていました。そうしたこともあり調子も徐々に上がり、箱根本線前の記録会では自己ベストを出すこともできました。それが自信にもつながったと思っています。プレッシャーと上手に付き合えた結果ですね。
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―箱根駅伝本線を終えたいまの心境はいかがですか?
走る区間に拘りはありませんでしたが、山は練習したことがないので山だけは...って感じでした(笑)7区を走ることが決まってからは実際のコースを試走するなどの準備をしてきました。でもやっぱり本線は辛かったですね。不安もあったし緊張もしていたし、気持ちの面が大きかったですね。でも自分らしさを心がけ平常心でいることを意識した結果、思い通りの走りができたと思っています。あとレース前に監督やコーチから「自信をもて」と言葉をかけてもらったことも大きかったですね。さらに、給水ポイントで古原先輩から給水を受けたときは本当に気持ちが強くなりました。監督から「どんどん前に追いついているぞ!その調子だ!」と指示が出ていることを古原先輩から給水時に聞きました。そこでもまた気持ちのスイッチが入り調子をあげることができました。
今回、箱根駅伝に出場できたからこそ見えた課題もありました。トラック勝負が強くても、箱根駅伝ではその強さが必ずしもイコールではないことを学びました。この経験は自分の競技人生において大きい経験だと思いました。とても勉強になったと思っています。これからは他大学の強い選手を意識して練習をしていこうと強く思うようになりました。本線走り終えたいま、視野が広がったような感じがしています。そして自分は駿大のエースになりたいと強く思うようになりました。

―2016年の目標とは何でしょう。
一つの達成感のためにさらなる飛躍を目指します。その実現のために練習に取り組みたいです。そして自己ベストの更新をすること。それと予選会は絶対に勝ちます。大事な試合は絶地に負けたくないです。個人的にもチームとしても結果をだす年にしたいです。

―最後に応援している方々へのメッセージをお願いします。
多くの方々から応援をしていただき本当に嬉しく思っております。感謝の気持ちでいっぱいです。これからも活躍し続けられるよう駅伝部は練習に励みます。これからも駅伝部を応援宜しくお願いします。