ルーキー特集vol.1 硬式野球部 宇田川 勝將選手
16.12.01
4月に駿河台大学へ入学し、慣れない環境でも必死にくらいついてきた1年間。1年生ながらも強化指定クラブで活躍し、がむしゃらに戦ってきた。そんなこれからの駿大スポーツを担う彼らをご紹介します。
〇出身はどちらですか?
千葉県です。生まれは東京ですが、喘息のため両親が環境の良い木更津に引っ越しました。
○野球を始めたきっかけは?
小学校でサッカーをやってましたが、友達にロッテの熱狂的なファンがいて野球を小学校5年生の時に誘われて始めました。私は巨人(特に阿部選手)のファンでしたが熱狂な友人には言えず、ロッテの試合を見に行っていました。
〇高校時代はどんな環境でしたか?
野球よりもしっかりしとした人間作りをモットーにしている監督だったので、挨拶や基本的なことをしっかりできるよう厳しく指導されました。
〇高校時代までどんな選手でしたか?
キャッチャーとして試合に出ていました。中学校はキャッチャーだったんですが、後輩にレギュラーを取られてしまい、当時バッティングが良かったので色々なポジションを転々としました。高校ではキャッチャーをやりたくないと思ったのですが、監督からキャッチャーをするよう指示があり、やってみたら評価が高く、キャッチャーになりました。
駿大では、キャッチャーをやろうと思って来たのでやりたい気持ちもありますが、今は監督にファーストに選んでもらい、バッティングに集中できる場を与えられているので、しっかりと結果を残したいです。
〇自分の武器は何ですか?
バッティングです。シーズン通して春は毎回打ったんですが、春はチームのことを考えず、思いっきりできたのも結果につながったのと思います。秋は"自分が打てば"とかいろいろ考えて力んでしまい、思うように活躍ができませんでした。
〇駿河台大学に決めた理由は?
一番の夢は中学からの夢である体育の教員になることだったので、その夢が叶えられない大学は誘っていただいても大学名関係なく監督に断ってもらいました。
帝京大学で野球部のセレクションを受けましたが落ちてしまい、大学で野球をやることを諦めようと思ったとき、高校の監督から駿大を勧められ、野林監督の指導を受けたときにとてもすごいと思って決めました。
野林監督の指導は選手ごとにアドバイスが違い、指導した内容まで覚えているんです。また、結論は絶対に言わず、10あるうちの6までを伝え、残りは考えてやらせ、それが違った方向にいくとまた監督が戻すという指導なんです。
〇大学野球で高校とは違うと感じた点は何ですか?
バットですかね。高校は金属なので、自分の体の大きさやパワーで外野まで飛ばせたんですが、大学は木製なので、限られた部分に当たらないと飛ばないので。ただ、当たった時は気持ちいし、面白いです。
○高校の自分と大学の自分で違うところは?
高校は通学に1時間だったので、練習だけで精一杯でした。今は寮生なので、自分の時間ができ、練習が良くなかったり試合で満足できない場合は、夜中までバットを振って練習したりと自分にストイックになったと思います。
〇目標とする選手は?
松井秀喜選手です。高校生で4番として連続5打席敬遠はすごいと思います。自分も同じ4番でしたので。
駿大では清水大智先輩です。最上級生なのに親しみやすいし、内野陣が1年生が多いなか、ピンチの場面で常に冷静で声を出してくれたのは大智さんだったなと思います。やっぱり4年間やってきたのは違うなと感じた点でした。
〇自分の課題は?
まずは体を絞ります。金属バットは当たれば飛びますが、木製は体にキレがないと打てないと監督にずっと言われています。痩せるのでなく、食べて引き締めます。
監督からスローランニングを夏休み45分毎日実施する課題が出され、主将の倉田さんも一緒に走ってくれて、2週間で体重が5kg減りました。秋学期以降に体重が戻りかけているのを監督に気づかれてしまい、リーグ戦終了後に気のゆるみをご指導いただきました。
これから毎日体重を報告し、この冬3か月で6kg減らすという監督との約束をしました。
〇かわいがってくれる先輩は?
同じ寮の小川翼さんです。先輩は「とと姉ちゃん」が好きなんですが、録画機械がないので自分の部屋で録画し、溜まった録画を1時間くらいまとめて自分の部屋で見るので、自分もとと姉ちゃん詳しくなりました(笑)。
〇練習がない日は何をしてますか?
基本的に寮にいます。ボウリングがストレス発散です。野球部のみんなでよく行きます。
〇勝負飯は?
焼肉のザブトンです。
〇来年の目標は?
念願の1部スタートなので、長打を打ちたいです。丹羽先輩が今年3割7分だったので、3割8分を超えて、得点に繋がる長打を目指します。
〇先輩になるにあたりどんな先輩になりたいですか?
生活面も野球面もここぞというときに頼りになりたいです。宇田川先輩ならと言われたいです。
〇新入生へメッセージをお願いします。
監督の指導も素晴らしく、練習環境も整っているので、思いっきり野球ができます。授業や私生活の基本的なことをしっかりしたうえで練習もしっかりやる選手から監督はチャンスを与えてくれます。
私生活、礼儀をしっかりした気持ちをもって入学してきてほしいです。
〇応援してる皆さんへメッセージをお願いします。
秋季リーグで優勝できたことは自分たちの力だけではなく、4年生でメンバーじゃない先輩も献身的に影で支えてくださったのでできました。
来季は何とか勝ち点を挙げて成績を残していきたいです。
これからもご声援をよろしくお願いします。
◆宇田川 勝將(ウダガワ カツノブ)
現代文化学部1年 志学館高等部出身 174cm90kg 右/右 一塁手
今シーズン入替戦第2戦で逆転となるセンターオーバーを打ちチーム昇格に貢献。「優勝し昇格したのは自信につながったが、まだ満足はしていない」と語るその目には、既に次の目標への闘志がありました。