新主将インタビュー vol.5 剣道部 亀井 元太 主将

15.02.12

第5回目は剣道部主将の亀井元太さん(法学部3年・クラーク記念国際高校出身)です。
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-剣道を始めたきっかけは何ですか?
4歳から剣道を始めました。父が高校まで剣道をやっていて、地元で地域の子供達に教えているところに遊びに行ったのがきっかけです。兄も剣道をやっていました。剣道の他にもバスケットや野球など色々なスポーツをしていました。
-駿大を選んだ理由は?
中・高と剣道部ですが、部活以外に道場にも入って剣道をやっていました。その道場の先輩が駿大でもあり、波多野師範の指導も受けたいと思っていたので決めました。
-主将になった時の心境はいかがでしたか?
主将は師範と4年生の幹部が決めますが、学年代表もやっていたので以前から自分が主将をやろうと思っていました。
監督が全てを動かす高校時代と違い、本学は主将が部活を動かせるので、楽しみという気持ちもあります。
-中・高と主将を務められた経験は?
中・高と主将でした。
-前キャプテンの西守選手からはどんな言葉をもらいましたか?
「伝統を途切れさせないようにちゃんとやってくれ」と言われました。
-新チームの雰囲気はどうですか?
1つ上の先輩とその上の先輩の2代がとても厳しくて、みんな肩の力が入っていたように思います。自分に変わってから落ちたというか、それでのびのび出来ているので、良い意味で肩の力が抜けたかなと思います。
いつも言っているのは、やることはやってふざけるならふざける、中途半端なことはするなと言っています。
-主将になって感じる難しい点はありますか?
主将だけでなく同期全員で動かしていこうとすると、一人ひとりの意見が異なり、自分が最終的に決めなければならないという時、どうすれば全員が納得してやっていけるかが難しいです。難しいことですが、最上級生が納得してやっていなければ下級生にも伝わり、チーム全体に関わってくるので。
-主将として何を大切にしていきたいですか?
基本的なことですが、練習中は自分から率先して真剣に取り組み、練習も休まないなど行動で示していきたいです。
-理想の主将像とは具体的にどのようなものですか?
自分が1番上だという態度をしなくても、自然と主将としてチームの要になることです。
-主将にとって必要な素質は何だと思いますか?
リーダー性よりも協調性だと思っています。下級生の方がむしろリーダーシップを持つ勢いでいてほしいし、主将はそれをまとめていく協調性が必要だと思っています。
-今年1年のチーム成績をふり返っていかがですか?
7年間全日本に出場できなかったので、全日本出場という点は良かったと思います。今年からシード権を守っていくことが今後の課題だと思います。あとは埼玉新人大会の連覇を落としたことは今でも悔しいです。
-今年は昨年以上の成績が期待されると思いますがいかがですか?
4年生が引退しましたが、昨年のベストメンバーはほぼ変わらないので、昨年のレベルはクリアできると思います。
今回オフが長いのですが、1・2年生にはオフの期間で1回太ってから筋肉に変えていくという体づくりを徹底しています。というのも、関東学生で日本大学と対戦した際に、全体の体の大きさの違いを感じ、押されることが多々あったのでそれをクリアしていくためにもやっています。身長2mの選手とかもいましたので...。どんなに避けても上から竹刀が降ってきました(笑)。
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-勝つためのジンクスはありますか?
ジンクスではないのですが、高校の先生に言われた「やることもやらないで欲しいものだけ欲しがるな」という言葉を壁に貼って自分に言い聞かせています。
-理想の選手や尊敬する人は?
ボクシングの辰吉選手です。過去がどんな過去であれ、大事なところで必ず結果を残しているところが選手として尊敬します。
-趣味は何ですか?
剣道をやっていなかったらバスケットだというくらい好きです。バスケットもずっと本格的にやっていて、埼玉2位のクラブに入っていました。中学生になる時に身長があまり伸びないことが発覚し、監督にこのまま続けるには田淵選手みたいに技術で戦っていくしかないと言われ、その時はまだ技術に自信がなく断念しました。
とにかくスポーツが好きで、というより、勉強が苦手だったんですかね(笑)
-剣道部あるあるは?
剣道をやっている人ならわかるんですが、剣道は左足で蹴るので、左足のアキレス腱を切ると剣道人生が終わりなんです。そのため、自分は例えばアルバイトで2~3時間立っていると、暇なときは左足のアキレス腱を自然に伸ばしてしまうことですね。
-自分はチームから見てどういう存在でありたいと思っていますか?
ピラミッドのほんのちょっと上にいるくらいがいいです。
-亀井さんにとって駿大剣道部とはどんな存在でどんなところが好きですか?
楽しむときはとことん楽しむ所が好きです。兄弟みたいな感じです。学年の誰がとかではなく、4・3・2・1年の4人兄弟みたいな感じです。
-高校での部活と違って、大学で得られるものはありますか?
高校の部活はめちゃくちゃ厳しかったです。高校は先生に言われたことをやることが全てで、やりたいことをする時間はありません。理想のスタイルができる点が大学の良い点です。自分の見つけたいところに対して好きなだけ努力ができるところです。
-今年の目標をお願いします。
全日本学生出場でベスト8に行くことです。
-チームを引っ張っていくにあたり、後輩たちへ伝えたいことはありますか?
個人の力を強くしてチームの力を強くするのではなく、チームの力を強くして個々の力を上げていこうと言っています。これは、チームの絆を強くするという意味があります。チームの中で、ある選手が苦手と言っていると、自分にしか気付かない選手の修正する点を言わなくなってしまうからです。何でも言える関係を築けば、お互いに修正点を言い合えて自然に個々の力が上がっていくと思っています。
だからこそ、オフの前に後輩に言ったのですが、学年を問わずオフでも選手同士で全く合わないという期間は無しにしてほしいと伝えました。
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-最後に応援している方々へのメッセージをお願いします。
普段の生活など基本的なことから厳しくし、今までの剣道部とは違う部分を見ていただきたいと思っています。そして目標を達成できるよう努力しますので、皆様の応援をよろしくお願いします。