新主将インタビュー vol.3 陸上競技部 篠原 凌 主将

15.02.02

第3回目は陸上競技部主将の篠原 凌さん(現代文化学部3年・東京都立青梅総合高校出身)です。
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-陸上を始めたきっかけを教えてください。
中学2年生から始めました。それまで小学校でサッカーとテニスをやっていて、中学でテニス部に入ったんですが真剣でなくて、もともと走るのが好きで友人もいたので、陸上部に入ろうと決めました。
-駿大を選んだ理由は?
陸上が大好きなので、大学でもやろうとずっと決めていました。当時は教員を目指していたことと、練習環境の良さや邑木監督がいらっしゃるという点から選びました。
-主将になった時の心境はいかがでしたか?
1年生の時から学年代表をやっていたので、いつか自分がチームをまとめていきたいなと思っていました。実際監督から言われた時は、嬉しい気持ちと期待してくれている以上頑張らなければという気持ちがありました。
-前キャプテンの三浦選手からはどんな言葉をもらいましたか?
「本当にまとめるのは大変だけど頑張れよ」と言ってもらえました。
-昨季のチームから引き継ぎたい部分や変えたい部分はありますか?
昨年も三浦先輩が苦しんでいたのは、駿大陸上競技部はリレーを特に大切にしているんですが、選ばれた選手間にもリレーに対する意識の差があり、それが結果にも響いてしまう点でした。これからもその点は変えていかなければと思っています。最近はリレーの成績も上がって全員の意識も高くなり、4×400mRが盛り上がっているので、4×100mRも負けられないなと思っています。
-主将になって感じる難しい点はありますか?
部員数も多く、1人1人の意識の差が開いてしまう点です。自分は短距離ブロックのまとめ役で、副主将が400ブロックのまとめ役なので、お互いに連携とり、各選手の事を相談しながらやろうとしています。それでも、みんなが同じ目標に向かって高い意識を持たせることは難しいなと感じています。自分はあまり言わないのですが、これからはどんどん言っていかなくては思っています。基本的に今の3年生はガミガミ言う選手がいないので...。最上級生全員が意識を変えて行こうと試みています。
-主将として心掛けていきたいことなどはありますか?
主将として新入生全員を見ていかなくてはならないので、自分からコミュニケーションを取り、1人1人の性格を分かったうえでやる気を出させるようにして行こうと思っています。
-理想の主将像とは具体的にどのようなものですか?
競技面では誰もが目指せる競技力を持っている主将です。人間性としても部員全員から慕われる主将になりたいです。
-オフの日は何をして過ごしていますか?
勉強と休養です。今は消防士を目指しているのでその勉強をやっています。
部活の仲間とボーリングに行ったりもします。趣味が筋トレなんですが、最近は足が速くなるための筋肉を鍛えていますが、もともとベンチプレスみたいな上半身を鍛える筋トレが好きでした。
-今年1年のチーム成績をふり返っていかがですか?
個人的にはチームの中でも伸び悩んでいた方でした。最近やっと3年振りくらいに自己ベストを更新して10秒台に突入し、メンバーにも選ばれたのですが、まだまだ通過点だと思っています。劇的に変わったなと思うのは、動画を見て研究したり走りについて考えながら走るように心がけていたからかなと思います。考えば考えるほど速くなって行ったと思います。まだ全然満足していないので、来年は飛躍の年にしたいです。
チームとしては、成績も良かったと思いますが、4×100mRはバトンミスもあったり課題は多く、まだまだ納得していません。4×400mRは盛り上がってきているので、来年は両方で飛躍の年にしたいです。女子は本当に良い結果を残せたので、来年は更に上を目指して全日本インカレ優勝もしてほしいです。
-昨季以上の成績が期待されると思いますがいかがですか?
個人個人のレベルは上がってきているので、あとは全員が同じ方向を向き、高いレベルの選手を追い抜こうという気持ちを全員が持つことが必要だと思います。そうすることで昨季以上の成績は必ず残せると考えています。
-大所帯をまとめ上げていくことになりますがどうですか?
学年代表と幹部のミーティングを月に1回実施し、各学年の意見を話し合って解決していくんですが、そこでしっかり選手の考えや意見を聞くようにしたいと思っています。
-ストレス発散方法は何ですか?
筋トレしているときがストレス発散ですね。陸上競技部はお互いに筋肉を褒め合ったりしていますから(笑)。
-勝つためのジンクスはありますか?
試合前には必ず洋楽を聞いてテンションを最大限に上げます。アップ中はずっと聞いています。
あとは、オンユアマーク(位置についての合図)からセットの間に必ず手で首をならします。それをやってからセットに入ると、理由はないんですがすっと落ち着いてセットに入れるからです。
-理想の選手や尊敬する人は?
邑木監督です。走りについて問いかけると質問以上に返ってきます。1を聞いたら10に広がって返ってくるので
すごいなと思います。監督は学生に近い目線でいてくれるので、主将としてもやりやすいです。監督との距離が近いと走りについて聞くことが増えるので、近いのはチームの強みでもあります。
-"陸上部競技部あるある"はありますか?
陸上に全く関係ない時でも、普通に歩いていて鏡を前にした時、無意識に走りのフォームをイメージして足を動かしてしまうことです。あと陸上部は走る前と走った後の切り替えが本当にすごいです。走る前は真剣で全く冗談もないのですが、走った後には笑い話が始まってオンオフがすごく変化する部活だと思います。それがチームの良い雰囲気に繋がっていると思います。辛くても乗り越えられるエネルギーになります。
-レースのセットに付いている時、スタートの合図までは何を考えていますか?
「無」の状態です。セットになる前はどういう走りをしようかと考えますが、セットと声がかかったら全く何も考えていません。すごい集中します。実は過去に2走をやっていた時、バトンを待っていたら自分のチームを見なければいけないのに、他のチームの選手の顔が必死過ぎてすごい顔だったんです。「これはすごい顔だ」と思った瞬間、出遅れました(笑)...。それからは絶対ミスしないように他を見ないようにしています。
-自分はチームから見てどういう存在でありたいと思っていますか?
野球で言うとキャッチャー的なポジションです。キャッチャーは選手1人1人と向き合って全体を見る必要があり、その点が主将として大事な点に似ていると思っているからです。
-篠原さんにとって駿大陸上競技部とはどんな存在ですか?
なくてはならないものです。今まで辛いときは励まし、楽しむ時はみんなで楽しんできました。ずっと一緒にやってきているので、仲間であると同時に家族のような存在です。
-今年の目標は?
個人的に今までずっと芽が出なかったので、ダークホース的な感じで行きたいですね。10秒2台を出すことです。
リレーは4×100mRの選手ですが、39秒台を出すことです。駿大の4×100mRの記録は40秒79なんですが、レベルが上がってきているので狙えない目標ではありません。言ったからには有言実行で勝ちに行きます。チーム的には関東インカレ1部昇格です。関東インカレは全リレー優勝し、全日本インカレは入賞をすることが目標です
-チームを引っ張っていくにあたり、後輩たちへ伝えたいことはありますか?
陸上をやりたくて来ている人だけのはずなので、目標に向かって1日1日を大切にし、走ることに真剣に向き合うことの大切を伝えていきたいです。
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-最後に応援している方々へのメッセージをお願いします。
今年は昨シーズンよりもさらに飛躍する年になるようチーム全員が努力しますので、応援をよろしくお願いします。