新主将インタビュー vol.2 硬式野球部 平澤 翼 主将

15.01.26

第2回目は、硬式野球部主将の平澤 翼さん(現代文化学部2年・東京都立練馬高校出身)です。
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-野球を始めたきっかけは何ですか?
父が野球をやっていたこともあり、小学校1年生の時に兄と一緒に少年団のチームに入りました。野球をやることが当たり前だったので、野球しかないって感じです。テレビも我が家は野球の試合だけ優先に流れて、サッカーを観ることはなかったですね(笑)。野球をやってなかったらと考えたことはないです。生まれ変わっても野球ですね。
-駿大を選んだ理由は?
最初は大学進学を考えていなかったのですが、高校の野球部の監督に「野球をやらないとおまえは駄目になる」といわれて進学を考えました。先輩も駿大の硬式野球部にいたので行こうと思いました。
-主将になった時の心境はいかがでしたか?
以前から硬式野球部をもっと厳しくやっていきたかったので、自分が引っ張りたいと思っていました。主将になって嬉しかったです。2年生で主将になりましたが、遠慮は全くしてないです。
-前キャプテンの宮崎選手からはどんな言葉をもらいましたか?
硬式野球部は個性が強いから大変だろうけど、精一杯頑張れよと言ってもらいました。
-新チームの雰囲気はどうですか?
昨年は宮崎主将が大きな存在で、みんな自然と付いていく感じでした。1年生も4年生には絶対に従うというチームが成り立っていましたが、今は後輩も自分と学年差が近いので、距離が近い分、少し甘さが出ているなと感じます。良い点は、今までは上の言うことが絶対でしたが、最近は下からも意見が言え、自分達の考える野球ができる雰囲気になってきているところです。
-昨季のチームから引き継ぎたい部分や変えたい部分はありますか?
変えたい点は、自分への甘さがチームに出ている時があるので、もっと自分自身に厳しくやってほしいです。
-主将として何を大切にしていきたいですか?
上に立つ存在として、自分に甘さが出ないように、更に自分に厳しくしようと思っています。自分に甘い主将なんて説得力ないですから。後輩にも言葉だけでなく、態度で示していきたいと思います。同期の副主将と練習後に話合いをするんですが、アドバイスをくれたり自分にも厳しく意見してくれるので、とても助かっています。
-理想の主将像とは具体的にどのようなものですか?
自然と選手が付いてくる主将です。宮崎先輩は何も言わなくても後輩が付いていく感じでした。できればそれが一番ですが、自分は今までの土台が違うので難しいと思うんです(笑)。自分なりに少しずつ信頼を得ていきたいと思っています。
-平澤主将は2年間主将の期間がありますがどうですか?
実は、最初2週間くらいで主将は大変だと思いました。ほぼ全ての指示を出し、準備や片付けも自分から動いて全員を動かします。時間管理もありますし、監督がいない時もメニューを見て全体を見ながら選手全員を動かします。「これが2年間か...」と思いました。でもその分楽しみでもあります。他の主将は1年間ですが、自分には2年間も理想のチームにする時間があるので。
-オフの日は何をして過ごしていますか?
オフは野球から離れます。趣味はカラオケです。
-昨年のチーム成績をふり返っていかがですか?
春季は良かったですが、秋季は失速しました。1年を通して継続して意識を高く持ってやり続ける力の甘さが出ていたと思います。この冬の長く厳しいトレーニングで、その甘さを潰していきたいと思っています
-昨年以上の成績が期待されると思いますがいかがですか?
プレッシャーはあります。今のままでは全然目標まで足りないです。4年生や主将という大きな存在がいなくなり、精神的にも技術的にも大きな存在が抜けました。技術的なものは練習で上がりますが、精神面はもっと選手全員が高く維持していかなくてはならないと思います。
-大所帯をまとめ上げていくことになりますが、これについてはどうですか?
自分と副主将だけでは全員を引っ張ることは難しいので、2年生・3年生から自分が主将や副主将だというような気持ちでやらせていきたいと思います。1年生も上級生になるので、自覚をもって全員が自分と同じ気持ちになれば、大所帯関係なくまとまると思います。
コミュニケーションは自分から率先して取っています。オンオフをはっきりさせるためにも、例えば、帰宅の電車で練習中めちゃくちゃ怒った後輩でも「お疲れ!」といって話しかけていきます。後輩は嫌がっているかもですが(笑)気にせず行きます!
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-勝つために大切にしているものはありますか?
昨年の春に初めて自分で買ったグローブです。高校までバイト禁止だったので、自分で買うことができませんでした。自分で買ったからか、今までの物より大事にしていますね(笑)。
「練馬魂」の意味は、出身校の練馬高校は強豪校ではないのですが、駿大で私立の強豪校出身者もいる中で、レギュラーをとれて主将にもなれたので、「雑草魂」のような意味を込めて入れました。「それでいいんじゃん?」は切り替えが必要な時に自分にかける言葉です。例えば、エラーして落ち込みますが、すぐに切り替えるように自分に「それでいいんじゃん?」と問いかけます。気持ちが揺らいでる時にグローブを見て「よし!」となります。
-理想の選手や尊敬する人は?
日本代表の主将も経験し、今年引退した稲葉選手です。中田翔選手が低迷している時、自主トレで一緒に声をかけて練習をしていた姿や、教えるだけでなく自分もその後にしっかり練習し、自分を追い込んでその姿を後輩にも伝えるところに尊敬します。あの人こそ行動で付いてこいと見せている選手だと思います。
-自分はチームから見てどういう存在でありたいと思っていますか?
頼られるよりもライバル視されたいです。最近1年生で、自分が自主練していると隣りに来て一緒に練習したり悩みを話してくれたりする選手がいます。「絶対先輩に負けないですから!」と言ってくれる姿が良いですね。
-高校での部活と違って、大学で得られるものはありますか?
野球部は返事・挨拶・身だしなみ・時間厳守を徹底するように言われています。高校でもありましたが、言われたからやるという感じでした。大学生になり、指導者の方をはじめ、多くの方に支えられて野球をやっていることを学び、社会人としての大切さがわかるようになりました。
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-今年の目標は何ですか?
2部10勝0敗で優勝し、春に1部昇格、秋には1部で戦えるチームを作ることです。
-最後に応援している方々へのメッセージをお願いします。
今までの野球部では1部で戦えないと言われているので、自分達も変わろうとしています。
選手全員が自分に厳しく練習をし、1部昇格、1部で戦えるチーム作りをしていますので、皆様の応援をよろしくお願いいたします。