新主将インタビュー vol.10 駅伝部 古原 拓弥 主将

15.03.23

最終回は駅伝部主将の古原 拓弥さん(現代文化学部3年・世羅高校出身)です。
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-長距離を始めたきっかけを教えてください。
小学校で校内マラソン大会が多くあり、友達と一緒に走って競っていました。その友人に誘われてクラブチームに入ったのがきっかけです。
-駿大をなぜ選びましたか?
箱根という目標もあったので、関東の大学に進学しようと思っていました。広島県出身の友人から誘われて、徳本監督もいることを知り、指導を受けたいと思い決めました。
-主将になった時の心境は?
以前から徳本監督に主将になるよう言われていました。中高と主将をやり、責任感やプレシャーもかかって大変なのは一番自分がわかっているつもりです。任せてもらえたからには、自分のできる最大限で頑張ります。
-新チームの雰囲気はどうですか?
1人1人の練習への意識が以前よりは良くなっていると思います。プラスでメニューをやったり、話す内容もマイナスな発言が今まで多かったですが、少なくなってポジティブな言葉に自然と変わっています。
-どれくらいの距離を毎日走っているのでしょうか?
授業がある時は、朝は6時から1時間走ります。その後授業に出席し、授業後の夕方からまた走るので1日35キロくらいです。授業が無い時は、朝練の他に11時からと16時からと走る3部練習をしています。夏合宿では、1日多い時で60キロくらい走り、月に1000キロ以上走ります。
-主将になって感じる難しい点は何ですか?
強く言うことが苦手なので、違うなと思うことをやっている選手には、ギリギリまで先延ばしにしてしまうところがあります。同学年で言ってくれる選手もいるので、そこでカバーしてもらえていますが、変えていかなければと思うところです。
-練習で気を付けていることはありますか?
頑張っていきましょうとか、辛そうな選手に声を掛けて盛り上げることを、主将になってからより意識しています。
-理想の主将像とは具体的にどのようなものですか?
走りでチームを引っ張っていく主将です。また、下級生に指示だけ出して自分は何もやらないのではなく、上級生ならやらなくて良いことも自分が率先してやる主将です。
-主将にとって必要な素質は何だと思いますか?
選手として見本となることです。自分が後輩の時、ぶれる先輩がいると付いていくのに不安があったので、今度は自分が上に立つ者として、自分の考えや言うことにぶれないことが必要だと思います。
-昨季のチーム成績をふり返っていかがですか?
チームから学連選抜候補を選出できたことは良いですが、目標の「去年のタイムより10分縮める」ことが達成していないので、順位は上がりましたが全く満足していません。
-なぜその結果になったと思いますか?
故障者がいて、ベストメンバーでなかったのも要因ですが、夏合宿を乗り越えた選手とそうでない選手との意識の差があったのも要因かなと思います。
-今季は昨季以上の成績が期待されると思いますがいかがですか?
目標を達成できた選手や力を発揮できなかった選手もいたり、メンバーにも選ばれなくて悔しい思いをした選手もいます。その悔しい思いを365日ずっと持ち続けてやり続けるというのが、結果を出せるかどうかにかかってくると思います。思い続けることは簡単なようでとても難しいので、自分達の課題です。予選会まであと7ヶ月ほどしかありません。それまでの1日1日でいかに自分を追い込めるかどうかだと思います。
-理想のチームとはどのようなチームですか?
学年関係なくみんなが意見を言い合えることです。良いことは褒め合えて、悪いことははっきり注意できるチームです。そうすれば1人1人の意識が変わってチーム全体の雰囲気が自然に変わっていくと思います。
-理想の選手や尊敬する人は?
徳本監督です。地元の先輩でもあり、自分が中学生の頃から知っている選手なので、初めて会った時はオーラがすごかったのを覚えています。監督から無理なことも言われますが、監督も辛い経験を沢山してきているからこそ言ってくれるんだと思っています。自分達のことをとても考えてくれて、選手としても人としても尊敬しています。
-オフの日は何をして過ごしていますか?
月曜日がオフですが、自主練しています。全然遊んでいないです...。駅伝部は、暑いシーズンは追い込む時期で寒いシーズンは駅伝本番の時期なので、オールシーズンオンの状態です。最後に遊びに行ったのいつでしょう...(笑)。高校も全寮制で厳しかったので、携帯も禁止でした。大学に入学した時は遊びたいという気持ちがありましたが、今はあと1年もないと思うと全く遊びたいとは思いません。主将にもなったので、なおさら思いません。
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-勝つためにいつも身に着けているものは?
父からもらった磁気のネックレスです。高校から毎日付けています。壊れても修理しながらずっと使っています。
-駅伝部ならではの約束事はありますか?
コンビニ禁止令です。禁止令は自分達の生活態度や食生活がたるんでくると発令されます。しっかりやって成績も上がって変わってきたなと徳本監督が感じ始めたら禁止令は解かれますが、またひどくなってきたら禁止令が発令されます(笑)。あとは、帰省時に食べて体重が増えてしまうのですが、帰省前に体重を測り、帰省後の体重が+1.5kg以上だと翌年の帰省はなくなります(笑)。全員帰省中は必至で体重と向き合う試練があります(笑)。
-古原さんにとって駿大駅伝部とはどんな存在ですか?
自分にとってなくてはならない場所です。夢は陸上を始めた時から箱根駅伝だったので、夢を叶えるためにも大切な場所です。その年の主将次第で結果が変わるので、中途半端なことはしたくないです。しっかり引っ張っていきたいと思います。
-高校での部活と違って、大学で得られるものはありますか?
高校は言われたメニューをこなしていきますが、大学は監督のメニューの他に自分で考えてメニューをやって行かないと強くならないし、他大学に勝てません。自分で考えていく力が付くと思います。
-今年の目標をお願いします。
箱根駅伝出場です。笑って1月2日を迎えたいです。
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-チームを引っ張っていくにあたり、後輩達へ伝えたいことはありますか?
両親や沢山の人に応援してもらって走っていることを忘れず、目的意識をもっと高く持ってやって欲しい。そうすれば自然に力も結果も付いてくると思います。
-最後に応援している方々へメッセージをお願いします。
「ありがとう」と言葉では感謝はいくらでも伝えられますが、自分達の走りで恩返しをしたいと思っています。皆さまの応援をよろしくお願いいたします。

今回をもちまして最終回となります。
4月よりシーズンが始まり、目標へ選手達の戦いが始まります。全力で戦う選手達へ、皆さまのご声援をよろしくお願いいたします。