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総合研究所【教養文化研究部門】主催のシンポジウム

2022/10/20教育・研究

「格差社会のこれから」が開催されました

2022年10月18日(火)4時限の時間帯に、総合研究所教養文化研究部門主催のシンポジウム「格差社会のこれから」が開催されました。本年度は本学の7405教室で開催されましたが、Zoomも併用してオンラインでの参加もできるようにしました。本学の教員、学生をはじめ、一般の方々も加え、多数の参加がありました。

シンポジウムの開催にあたって、まず駿河台大学総合研究所教養文化研究部門代表者の纓坂英子心理学部教授より挨拶があり、続けて「パラサイト・シングル」や「婚活」という言葉を生み出した社会学者として知られる、中央大学文学部教授の山田昌弘先生より講演が行われました。

山田先生は平成以来の4つの負のトレンドの循環があったこと、その背景としてのものづくりに過剰適応した日本の旧来のシステムへの固執を指摘されました。そして、格差自体は人間社会において古くからあるものの、戦後日本においては経済成長によって克服できるという希望があったこと、しかし、現代においてはグローバル化と社会構造の変化が進む中で格差が拡大し、固定化してしまったことを詳しく説明されました。そして、そうした現実で乗り越えられない格差は、日本ではバーチャルな世界で埋められようとしたことを指摘し、今や日本は「幸せに衰退する時代」に入ったと述べて、講演を締めくくりました。

本講演に対し、指定討論者である渡辺裕子経済経営学部教授と葉紅グローバル教育センター教授より、それぞれ発言があり、日本の格差社会についての現状の認識や考察を深めることができました。議論の中では、指定討論者から、本学の学生が現実の格差社会に対してあきらめの気持ちを持っているという報告もありましたが、今回のテーマは私たちの現在と将来に関わる非常に身近で、現実的なテーマであると言えます。本シンポジウムは、この問題に向き合ういい機会になったと思います。

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