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2021.01.07

【資格課程】2020年度 博物館実習実施報告

【実習館】
 飯能市立博物館・埼玉県立川の博物館・古代オリエント博物館・長野県立歴史館・進化生物学研究所

【実習者】
 6名

 学芸員課程では、博物館実習を希望する学生は、実習に行く前年度に実習登録をしてから実習登録ガイダンスに参加します。そこで、自分の希望する実習館への内諾の取り方、実習館決定までの流れを学びます。
 実習の履修要件を満たした学生は、次年度の6月頃、博物館実習の授業中に行われる実習直前ガイダンスで、実習における注意事項や心構えについて学び、実習に備えます。
 今年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、実習を実施していただけるか不安な学生も多かったですが、実習予定者6名全員、実習を受け入れていただき終了することができました。ご多忙の折、ご協力いただいた実習館の皆様には心より感謝申し上げます。
 今年度博物館実習に行った学生のレポートには、「座学による講義だけでなく、館内を実際に回りながら展示物の解説におけるポイントを実演してくださったり、リクガメやレムールをかなり近い距離で世話をしたり、一般では絶対に入れないような魚たちを飼育している部屋に入れてもらったり、膨大な昆虫標本を実際に開けてみたりと普段では絶対に叶うことがないような体験を数多くさせていただきました。」(心理学部4年生)、「実習は7日間すべてが楽しく充実した7日間を過ごさせていただきました。どれも博物館実習でしか味わうことのできない貴重な経験ばかりで博物館での職務とはどういったものなのか、とても勉強になりました。」(メディア情報学部4年生)といった内容が記載されていました。

20210107jissyuu01.jpg写真スライドの整理作業

20210107jissyuu02.jpg梱包作業(複数人)

 また、実習館訪問をしていただいた心理学部の川邉教授の訪問記では、「「裏口からの入館」により、博物館は、綺麗に整えられた展示室それを支えるために日々こつこつと地道な作業を続けるバックヤードから成るということを体感することができました。ゴム長靴を履いて、畑で作業をする方、ごみを集めている方たちの姿は、普段博物館を訪問する際にはあまり明確には意識できていないものでした。学芸員実習では、博物館で来訪者に対してどのように正確な知識を分かりやすく説明するかなどを学ぶことよりも、バックヤードの実情を学ぶことの方が大事なのだろうと実感できました。」と述べられている。

 本学では、学芸員の資格取得に必要な要件単位を全て学内で修得することが可能です。しかし、国家資格ということもあり、忍耐力や最後までやり遂げるという強い意志が必要になりますが、講義を受講して専門的知識を付けることができると同時に、実際に作業をしたり、学外へ博物館実習に行ったりと「実学」を学ぶことが可能なため、学内だけでは不可能な深い学びを実現できます。また、メディア情報学部のカリキュラムに属する科目が多いですが、どの学部に所属していても履修することができます。

 博物館実習に行った学生のレポートが記載されている『駿河台大学資格課程 年報』は、本学のホームページ(https://www.surugadai.ac.jp/gakubu_in/kyoiku/shikaku/shikakunenpou.html)に写真等も掲載されており、実際の実習の様子がよく分かると思いますので、興味のある方は一度読んでみてください。

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