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2020.04.03

2020年度新入生の皆さんへ 学長からのメッセージ

時代を超えて求められる能力を身につけよう

駿河台大学 学長 大森 一宏

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 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。駿河台大学の教職員一同、皆さんを心より歓迎いたします。

 本学が行う教育は、「愛情教育」という考え方を基本としています。これは、教職員が「一人ひとりの夢とその歩みを支援し、自立を促す教育」を行い、豊かな人間性を育んでいくことを意味しています。皆さん一人ひとりの可能性を伸ばすための丁寧な教育を行うことは、本学のたいせつな使命です。



 現在社会は、少子高齢化、環境問題、経済状況の停滞など多くの課題に直面しています。また、人工知能(AI)などの技術革新が進み、それに対応できる人材の育成が急務とされています。国際的には、グローバル化が進む一方で、自国の利益を優先する内向きの指向も強まっており、世界の政治経済の先行きの不透明感は増しています。すでに将来については、誰にとっても予測不可能な時代が到来しつつあるのかもしれません。今ある職業が、そのまま 10 年後、20 年後に安定して存続している保証はないのです。

 こうした社会状況の中で求められているのは、いつの時代にも陳腐化しない普遍的な能力を身につけた人材です。さまざまな角度から物事をみつめ、広い視野から筋道を立てて考えることができる力、目標に向かって自ら行動を起こし、必要に応じて課題に柔軟に対応しながらやりきることのできる力、集団の中で自分や周囲の役割を適切に理解し、お互い連携して物事を行うことができる力などは、時代を超えて求められる普遍的な能力であると考えられます。本学では、これらの力を「駿大社会人基礎力」と称して、教育活動全体を通じて育成することにしています。

 具体的には、ゼミといわれる演習授業を基本的には 20 名以内の少人数で構成し、教員がきめ細かい指導を行っています。講義においても、教員と学生のコミュニケーションが図れるよう教室を整備し、教育方法の工夫が行われています。また、職業に就き、仕事を継続できる力を身につけるための体系的なキャリア教育のプログラムも用意されています。加えて、「地域」を学びとその実践の場と位置づけ、「地域インターンシップ」や「まちを元気に、まちで元気にプロジェクト」等の授業を通じて、広く社会に目を向ける機会を設けています。さらに、世界各地に数多くの留学・語学研修の機会を用意し、少ない負担で海外での学びや生活を経験できるようになっています。

 なお、こうした大学での学びの内容は、高校とは随分違い、戸惑う人もいると思います。大学での授業の受け方、勉強の仕方などに自信が持てない場合にはクラス担任にあたるゼミの教員に相談するほか、本学の学習相談連携デスクも訪ねてみてください。また、大学生活に慣れない 1 年次生には、職員もクラスを担当し、学生の皆さんの状況に基づいてさまざまな部署と連携をとりながら、学業が滞りなく続けられるように支援しています。どうか何かあったら一人で悩まずに、本学の教職員、スタッフに遠慮なく相談してみてください。

 私たち教職員は、皆さんの限りない成長を心から願い、サポートしていくつもりです。4年後に、「駿大社会人基礎力」を十分に身につけた皆さんが、社会に大きく羽ばたいていかれることを願っています。

(駿河台大学NEWS219号より)

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