MENU
Language
アクセス
  1. トップ
  2. 学部・研究科レポート
  3. 卒業研究を終えて(3)

学部・研究科レポート

2023.03.13

卒業研究を終えて(3)

2022年度 現代文化学部(観光ホスピタリティコース)卒
前澤 明日香(小林将輝ゼミ)
埼玉県朝霞西高等学校出身

私は、「障害に関係なく楽しめる旅にするには-ユニバーサルツーリズムのこれから―」という研究テーマで卒業論文を書きました。
 これは、障害者や高齢者が一般の旅行客と同じように安全に楽しく旅行することができる観光形態である「ユニバーサルツーリズム」を取り上げた研究です。ユニバーサルツーリズムが、日本において理解が広まっていないという現状に着目し、日本に広まっていくための解決策を明らかにすることを目的としました。

この研究テーマを選んだのは、私の身内に障害当事者がおり、その方の「旅行をしたいけれど、障害者には難しいかな」という一言で、障害者向けの観光形態があるかどうかを調べ、ユニバーサルツーリズムの存在を知ったからです。この出来事を通じて、ユニバーサルツーリズムが広まっていない問題点とその解決方法を調べてみたいと思うようになりました。

今回研究を行うにあたり、3人の方々から聞き取り調査を行うことにしましたが、これが苦労した点です。具体的には、旅行会社、障害当事者、地方自治体の3つを調査対象としました。そのために、旅行会社に勤めている方や障害当事者である身内、静岡県の観光政策課の方といった方々にご協力いただき、直接会って話を聞いたり、Zoom を使用したりするなどして、お話を伺いました。3 つの聞き取り調査が入ったため、出来上がった卒業研究は20,000字弱にもなりましたが、そのお陰で、様々な方向からユニバーサルツーリズムの理解や現状、実態や考えについて明らかにすることが出来たと思います。
卒業論文を書き上げることが出来たのは、こうした聞き取り調査に協力して頂いた方々や、先生の丁寧なご指導のおかげです。本当にありがとうございました。

私はこの経験から、どれだけ多くの正しい情報を集められるかということと、計画を立てて早く取り組むこと、そして、先生や友人を頼ることが重要であると思いました。これから卒業論文に取り組む皆さんもこれらを意識することをお勧めします。
納得のできる卒業研究が書けるように頑張って下さい。応援しています。

gendai20230313_0.jpg白川郷にて

学部レポート

    PAGE TOP