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学部・研究科レポート

2022.06.08

現場実習の紹介1(モルック体験会)

スポーツ科学部准教授 信太直己

スポーツ科学部には3年次の選択必修科目として「スポーツ健康実習」「スポーツ教育実習」「地域スポーツ実習」があります。この3つの実習を合わせて現場実習と呼んでいます。
現場実習は、学生一人ひとりが現場での実際を体験することにより、2年次までの理論的な学習を振り返るとともに、今後の学習の方向性を明確にすることを目的とした実習です。また、スポーツを社会的資源として捉え、その社会性や市民性を具体的に実現してゆく力を身に付けることを目指しています。この目的を達成するために、実習履修生は小グループに分かれ、様々なスポーツやイベント等に参加しています。
今回は、飯能市加治地区で行われたモルック体験会への参加を紹介します。モルックとは、木製の投擲物(この投擲物のことをモルックといいます)を投げて、同じく木製のピンを倒し、倒した条件によって得点が決まる競技です。参加した学生は競技準備、体験会への参加、片付け等を行いました。

モルック競技の様子モルック競技の様子

以下学生の感想を紹介いたします。

鞍田 沙耶佳

今回の実習では、モルック体験会の準備をおこない、ルール説明を聞いたあとに実際にモルックを体験しました。説明を聞いたときは思った以上にルールが多く不安でしたが、実際にやってみるとすぐに理解することができました。幅広い年代の方々が参加していましたが、年齢を気にすることなく、全員で楽しむことができました。私は、足を怪我しており、走ったりすることはできなかったのですが、その場からモルックという棒を投げるだけで身体能力もそれほど必要としないため、みんなと同じように盛り上がることができました。他の参加者も敵味方関係なく褒めたり応援したりしてくれて、コミュニケーションをとるのに適したスポーツでした。機会があれば是非またモルックをやりたいです。

折笠 泰地

加治スポーツ協会の方々と一緒に「モルック」を体験しました。まず初めにコートの設営から入り、その後10チームに分かれて競技を開始しました。私はモルックという競技を初めて体験したため緊張もあったのですが、同じチームの方々が丁寧に分かりやすく教えてくださったおかげで楽しく夢中になって取り組むことができました。
また、モルックは特別に体力や身体能力を必要とするわけではなく誰もが気軽にできる競技であるということに気づくことができました。

グラウンドに紐を固定し、コートを作成しますグラウンドに紐を固定し、コートを作成します

平澤 絵美

体験会では、まずイラスト付きのルールプリントが配布され、そのイラストを見せながらモルックの実演がされており、非常に分かりやすく、初めてやる私でも理解してモルック体験を楽しむことができた。雰囲気も和やかで参加しやすかった。飯能市の職員の方や加治スポーツ協会の方が指導されており、地域スポーツ活動の促進には市の職員のサポートも重要であることが分かった。
熱中症対策にスポーツドリンク、楽しい活動をするためにお菓子が用意されていた。また、市や加治スポーツ協会の方々は、積極的かつ自発的にさまざまな人に話しかけており、年齢や性別に関係なくコミュニケーションをとることで楽しい活動づくりをされていた。体験会の最後にはアンケートを配布し、参加者の把握・評価を得ており、これも活動を良くするために大切だと感じた。このように、より楽しく安全に運動し、心身の健康増進、コミュニティの強化ができる工夫がされていることを今回の実習で学ぶことができた。

片付けとしてグラウンドの整備も行いました片付けとしてグラウンドの整備も行いました

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