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学部・研究科レポート

2020.09.26

Terve!―平井先生のフィンランド通信―

スポーツ科学部/現代文化学部 教授 平井純子

 筆者は、2020年9月よりフィンランド・オウル大学での在外研究の機会を得て、北緯65度のまち、オウルに居住しています。COVID-19の影響で自粛ムードの中ではありますが、異国情緒を味わっていただき、この状況が明けたときにお役に立てる情報が提供すべく、綴っていきたいと思います。

*タイトルのTerve(テルヴェ)!はフィンランド語で「こんにちは」や「健康」を意味する語です。

(1)フィンランド基礎知識
 フィンランドは、北欧の国。とても遠いように思われるのですが、実は日本からはとても近いヨーロッパ。北極圏を通過して飛んでいくので、フィンランドの首都ヘルシンキまでは、直行便で10時間ちょっとのフライトです。

 面積は約33.8万平方キロメートルで、日本よりやや小さい国土の中に、550万人ほどの人々が暮らしています。ということは、人口密度は16人/㎢。ちなみに日本は335人/㎢、北海道でも66人/㎢ですので、その密度の低さがわかると思います。

 フィンランドではフィンランド語とスウェーデン語が公用語となっていますが、英語を理解する人が比較的多いので、不自由することはありません。
 
 通貨は北欧では唯一ユーロを導入しているので、ここも便利です。

 何といっても海外へ出たときの危険な感じがフィンランドにはありません。とても安全安心、そして、衛生的です。気温が低いせいもあり、いろんなにおいも気になりません。公共交通機関が整っていて、しかも時間通りです。

 国土の全土が北緯60度以北に位置しているため、夏の間は白夜に近くなり、夜もずっと明るい状態が続きます。当然逆もあるので、極夜に近い状態。冬は日照時間がとても短く、そしてとても寒いです。ですので、夏の太陽の出ている間、フィンランド人は目一杯アウトドアを楽しみます。逆に冬は家の中で過ごすことが多いので、カラフルで素敵な雑貨が多くなるのも納得ですね。

20200926sport_01.pngヘルシンキ上空から

20200926sport_02.png2020年9月10日夜9時頃。まだうっすら明るい

参考文献:
外務省ホームページ
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/finland/data.html

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