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学部・研究科レポート

2021.04.12

心理学部新任教員の紹介:藤掛 友希 助教

心理学部では今年度、新たに1名の教員を迎えました。今回は、新任教員である藤掛 友希(ふじかけ ゆき)先生の自己紹介と学生へのメッセージをご紹介します。


心理学部新任教員の紹介

こんにちは。4月から心理学部の助教として着任しました。藤掛 友希と申します。

私はこれまで、福祉や教育の現場、また保健・医療の現場において心理職として携わってきました。子どもから高齢者まで幅広い年齢層の方と関わってきたことが一つの特色としてあると思います。それと同時に、コラージュ療法を一つのテーマとして研究を行なってきました。

コラージュは、皆さんも美術の授業で聞いたりしたことがあるかもしれません。また、ハサミやノリを使ったりするので、昔の図工を思い出してどこか懐かしさを感じる人もいるかもしれません。また出来上がったコラージュも、自分とは違う人や、知らない景色の写真を使って表現しているはずなのに、作った人のその人らしさがみられたりして、面白いと思っています。

さて、このような機会に改めて振り返ってみると、臨床にしても研究にしても、ここまで心理学に関わり続けてきたのは、私にとって心理学に関わる営みがとてもinterestingであり続けているからだと思います。Interestの意味の一つに「関心」がありますが、「間(inter)に存在する(est)」という語源が有るようです。とはいえ、心理学は「科学」と言っている割には思ったほど一つの答えが出ないことも多くあるので、歯がゆく思う人もいるかもしれません。でも、まずそこに存在して、向き合っているうちに気がつくと勝手に物事が進んでいることもあるし、なかなかわからないままのこともあるし...と、とても魅力的な分野であると思っています。そして、臨床においても研究においても、わからないことを、わからないと受け止めつつ(無理にわかろうとせず)、一つ一つ丁寧に関心を持ち続ける姿勢の大切さを感じています。しかしながら、このような姿勢は、多くの情報が溢れ同時にスピード感をも求められる現代社会では、ついつい取り残されがちでもあります。だからこそ重要なのだと思います。

というわけで、話が長くなってしまいましたが、ともに楽しく学んでいきましょう。もちろん、このような時勢もあいまって、単に楽しいだけではないと思います。そのようななかでも、それぞれのinterestが見つけられるよう、教員としてみなさんの学生生活の間にそっと寄り添う存在となることができたらうれしいです。

これから、どうぞよろしくお願いします。


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