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学部・研究科レポート

2020.11.09

工夫を凝らしたオンライン授業を行っています②

 秋学期が始まり、早くも1か月が経ちました。本学では、新型コロナウィルス感染防止対策として、講義系科目を中心にオンライン授業を実施しています。対面での授業とは異なる環境下ではあっても、心理学の面白さを伝えたい...そして多くの学生に「人の心を科学することの楽しさ」を知ってもらいたい...!そんな思いで、各教員が工夫を凝らしたオンライン授業を行っております。
 オンライン授業紹介第二弾となる今回は、1-2年生向けの講義科目の中から、授業の様子をご紹介しましょう。


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授業名:子育ての心理学

担当教員:相馬 花恵(そうま はなえ)准教授



どのようなことを学べる講義ですか?

 子ども・子育て支援について知り、実践するために押さえておいてもらいたいテーマについて学びます。具体的には、育児ストレスや子ども虐待といった、今日の日本が抱える心理社会的問題を取り上げながら、心理学の視点からそれらをどう理解し、問題の予防や解決に向けてアプローチできるのか、といったことを中心に授業を行っています。

 本授業の受講生の多くは、大学に入学して間もない1年生です。子どもや子育てに対する興味の有無にかかわらず、心理学が私たちの生活にどうかかわっているのか、どう活用されているのかを、授業を通して伝えることを大切にしています。

オンライン授業化に伴い、どんな工夫をされましたか?

 オンライン授業は、Google Meet(オンライン会議ツール)を利用して、リアルタイムで授業を配信しました。なるべく対面型の講義と同じ流れで授業を受けることができるように、また、教員との双方向のやり取りがスムーズにできるように、という点を意識しました。たとえば、毎回の授業後、その日に学習した内容に関する感想を提出してもらい、次回の授業開始時に、その一部を紹介する時間を取りました。また、チャット機能も活用し、オンライン上でも、受講者同士がお互いの意見を共有しあえるように工夫をしました。

受講者の反応は、いかがでしたか?

 授業開始時の振り返りやチャット機能を通したやり取りを通して、他者の視点を知り、自分の考えの幅を広げた方や、授業に関する疑問を解消できた方が多くいたようでした。また、教員の顔を見ながらのリアルタイムでの授業は、教員をはじめとする他者とのつながりを感じる良い機会にもなっていたようです。

20201109shinri01.jpg(https://www.photo-ac.com/より)

ありがとうございました。最後に、高校生へのメッセージをお願いします!

 皆さん、これまでの生活から大きな変更を余儀なくされ、「思うようにいかない日々」に対して焦ったり、不安になったり、時にイライラしたりすることもあるかもしれません。でも、今だからこそできることも、多くあるはずです。そして、今だから成長できるチャンスにも、たくさん出会えるはずです。私も、授業がオンライン化したことに伴い、初めは大変苦労をしましたが(笑)、今は、新たなコミュニケーションツールを使って学生さんとやり取りをすることを楽しんでいます。

 駿河台大学では、各教員が工夫をして、特色のある授業を実施しています。オープンキャンパスの模擬授業などの機会を利用して、ぜひ、本学心理学部の授業の魅力に触れに来てください。きっと、心理学に関する興味・関心がますます大きくなると思います。


 なお、秋学期からは、ゼミナールや演習系科目の一部で、対面型での授業も実施しています。日々の感染防止対策をしっかりと行い、受講生が安心して心理学を学び、そして大学での生活を楽しめるよう、授業運営に力を入れております。

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