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学部・研究科レポート

2020.10.30

工夫を凝らしたオンライン授業を行っています

 今年は新型コロナウィルス感染防止対策として、本学でも講義系科目を中心にオンライン化を余儀なくされました。対面での授業とは異なる環境下ではあっても、心理学の面白さを伝えたい...そして多くの学生に「人の心を科学することの楽しさ」を知ってもらいたい...!そんな思いで、各教員が工夫を凝らしたオンライン授業を行っております。
今回は、その一部をご紹介しましょう。


20201030shinri02.jpg


授業名:カウンセリングⅠ(心理学的支援法)

担当教員:近藤 育代(こんどう いくよ)准教授


オンライン授業化に伴い、どんな工夫をされましたか?

 本授業では、授業の内容を録画した動画を配信し、学生はそれを視聴することにより学習を進める、という形式を取りました。工夫した点としては、単に動画を視聴してもらうだけだと学生の皆さんも集中力が途切れてしまうので、教員との双方向のやり取りができるような機会を設けたことです。具体的には,授業の前半に、Zoom等のオンライン会議ツールを利用して、前回の授業内容の振り返りをしたり、授業内で触れたカウンセリングの考え方に関する様々な質問に回答したりする時間を取りました。

受講者の反応は、いかがでしたか?

 こうした時間を設けたことで、受講者も、対面型の授業時と同様に、授業に関する質問をしやすくなり、授業の理解度が高まったと感じていたようでした。また、授業開始時間を意識した生活のリズムの組み立てが出来たという感想もありました。

その他、オンライン授業で意識していることなどがあれば教えてください!

 オンラインでの授業だと、画面越しですのでリアルに授業を受けている実感が湧きにくいのではと思います。その点を踏まえ、授業の最初や合間に最近の出来事についての話を入れながら授業内容を身近に感じられるように意識したり、カメラ画像の背景を素敵な外国の背景にしてみたりと、受講者と一緒に楽しめるような授業作りをしています。

20201030shinri01.png(https://www.photo-ac.com/より)

ありがとうございました。最後に、高校生へのメッセージをお願いします!

 高校生の皆さん、今はなかなか思うように外に遊びに出られなかったり、いつもと違う生活の中で過ごしていらっしゃると思います。授業の受け方も、これまでとは違うのかもしれません。

 そんな中で、学ぶことの意味とは何だろう、学校に行く意味とは、と色々と考えることもあるかもしれません。しかし、このような状況の中だからこそ、やっと教室で友達と会えた時の嬉しさや、一緒に学び合う時間の尊さ、また新しいことを学び世界が広がることの楽しさが実感されるのではないかと思います。

 是非、様々なことにアンテナを張り、好奇心を持って毎日を過ごしてください。知らなかったことに気付き、目が開かれる瞬間は楽しいものです。心理学は、毎日の生活の過ごし方や人との触れ合い方について、様々な角度から眺め、新しい視点に気付かせてくれる学問です。毎日の生活の中で、皆さん自身も、自分自身について、また身の回りのことや周囲の人について、観察し、色々な発見や驚きを見出してもらえたら、と思います。


 なお、秋学期からは、ゼミナールや演習系科目の一部で、対面型での授業も実施しています。日々の感染防止対策をしっかりと行い、受講生が安心して心理学を学び、そして大学での生活を楽しめるよう、授業運営に力を入れております。

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