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学部・研究科レポート
新任教員からのメッセージ
長谷 憲一郎 教授
関西から赴任してきました長谷 憲一郎です。専門は映画史および映画技術で、映画をテクノロジーや産業の側面から研究しています。主に映像系の講義と映像制作系の実習を担当します。
私はこれまで映像監督としてテレビCMを中心に企業プロモーションビデオやWeb広告、ミュージックビデオ、テレビ番組など25年間で300本を超える映像コンテンツを手がけてきました。近年は映像制作の仕事と並行しながら、関西大学大学院と京都大学大学院にて映画研究をしてきました。
今、映像の世界はデジタルという技術革新の大きな波のなかにあります。125年前のリュミエール兄弟による映画の発明を起点とする映像の歴史は、テレビの出現、インターネットの到来により様々な技術革新を経てきました。デジタル化によって映像は二次元からメタバースという新たな次元へと広がってきています。一方で、これまで映像制作はプロの特権だったのですが、今や誰もがスマホで高画質に撮影し、編集して、SNSなどで世界に向けて発信することが容易になり、身近なものになりました。そんな〈誰もが映像制作でき、配信できる〉時代だからこそ、映像メディアに対するリテラシーを養うべきだと私は考えます。
ここメディア情報学部は研究や実務の経験の豊富な教員が揃い、またデジタル撮影機材やデジタル編集などのソフトが充実したPCが豊富に取り揃えられています。このような非常に恵まれた環境のもとで映像に関する教育および硏究に専念できることを大変嬉しく思います。メディアを学びたい人やメディア関係の仕事に就きたい人がメディアリテラシーを身につけ、社会に羽ばたいていけるようしっかりサポートさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。そして私自身もここで皆さんと共に成長し、成果を挙げていきたいと思います。