お知らせ

「ビジネス・ケーススタディ」で特別講師による授業が行われました(株式会社アデランス)

2015/04/30その他

 4月20日(月)3時限目、経済経営学部の授業「ビジネス・ケーススタディ:企業と社会における"消費者教育の実践"」(担当:水尾順一教授)が開催されました。
 第1回目の4月20日は、今回の寄付講座を推進している経営倫理実践研究センターの河口洋徳専務理事、田中宏司理事・首席研究部員より開講のご挨拶をいただきました。
 その後、株式会社アデランス様から取締役営業本部長 津村佳宏氏およびCSR推進室部長の箕輪睦夫氏が特別講師として、以下のような内容で授業を行っていただきました。

 最初に箕輪部長から以下の内容で講義が行われました。
 テーマ:アデランスのCSR活動「事業と一体化した戦略的CSR」
 1.業界の概要~毛髪業市場について
 2.アデランスの会社概要
 3.アデランスのCSR「「事業と一体化した戦略的CSR」の重要性
 4.アデランスのお客様へ対する取り組み
 5.社会的価値を高めるさまざまな活動

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 「愛のチャリティー」や、「お客さまの安心・安全活動」としての病院内ヘアサロン開設・移動式理美容イスなど、事業と一体化したCSR活動やグローバルで発展するアデランス様の企業活動について、戦略的なCSRを中心として具体的に語っていただきました。
 また、国内における三方よしのCSR,またグローバルブランドをめざして取り組むアデランス様の活動を講師の箕輪部長から講義がありました。

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 その後、津村取締役から営業と一体化したCSRについて、営業本部長の立場から講義いただきました。こうした全社をあげての戦略的CSRの活動に、学生たちは終始熱心に耳をかたむけながら、身を乗り出して受講していたのが印象的でした。

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 なお、受講した学生の多くから大変感銘を受けたとの声が寄せられましたが、そのうちの2人の学生が以下のような感想レポートまとめております。

株式会社アデランス様 CSR活動の受講感想レポート

経済経営学部3年 鷲見 文菜
 

 御社は、ウイッグなど毛髪に関連する事業を行っている会社であることは、CMで見聞きしています。髪に悩む人向けの商品を扱っています。世界にネットワークをもつ会社が、どのようなCSRを実践しているのか、株式会社アデランスのCSR推進室部長簑輪睦夫様に話を伺いました。
 「CSR」とは、企業の社会的責任です。社会貢献やボランティア、一方的であったり、単にお金を使ったりするものではありません。アデランス様では、「社会に対する基本的責任」「お客様への責任」その上に「事業と一体化した戦略的CSR」としている点に特徴をもっています。例えば、「社会・地域貢献活動」としての、病気やけがで髪を失った子供にウイッグをプレゼントする「愛のチャリティー」や、「お客さまの安心・安全活動」としての病院内ヘアサロン開設・移動式理美容イスなどがあります。髪に関わるアデランス様ならではの活動があります。社会のため、お客様のためと言っても、実践するには時間や費用がかかり、継続させることが難しいようです。そこで、事業である自社の強みを社会で活かすという「事業と一体化」したCSRを行っています。それは、一つの活動が同時に「事業+CSR」の2つの活動と捉えられるので、効率が良く、また続けやすくなると思いました。
 特に印象に残ったことは、近江商人の言葉である日本型CSRの「三方よし」です。「三方よし」とは、「売り手よし、買い手よし、そして世間よし」です。以前マーケティングの講義で耳にする機会がありました。それとマッチして、とても吸収するものがありました。社員も顧客も笑顔であることをモットーに心掛けているところに、御社の温かみを感じました。
 また、「戦略的CSR」として、「環境への取り組み」のウイッグの回収、「学術・文化活動」の人口毛髪の研究開発、さらに病院内サロン店長向けメイク講習の実施など「新たな動き」に広げ、推進しています。
 お客様の生の声を聞く機会をもうけている点、企業の社会的責任を継続的に行う点が素晴らしいです。アデランス様はCSRを35年以上継続的に行えているという強みがある点が素晴らしいことなのだと実感しました。

株式会社アデランス様 特別講義受講感想レポート

経済経営学部3年 木鋪小麦

 先日、駿河台大学にてアデランス様のCSR活動についての特別講義がありました。
 アデランス様のCSRは営業と一体化していて、常に現場の人たちの声や姿を把握し、支援や後押しを行うことで自社の強みを出すことを大切にしているとても素敵な会社です。
 利用者だけでなく、社会とのキャッチボールも大切にしていて、2006年4月には大阪大学大学院に寄付講座を開設しました。担当した板見智教授と乾重樹准教授のかつら着用の効用に関する論文が2013年に医学誌に掲載され、乾重准教授は「ウィッグ着用により心理的QOL」が改善することを発表しました。創傷看護学分野の真田弘美教授とはスカルプケアサイエンスの共同研究を行っており、この方々との出会いによりさらに新しい発見が生まれているそうです。
 また、私が特に関心を持ったのが「病院内ヘアサロン」と「移動式理美容イス」です。抗がん剤治療で脱毛している患者の増加に対応し、2002年より病院内にヘアサロンを開設。車イス患者の負担を抑え、普通の生活と変わり無く美容サービスを受けられる様にしたこのアイデアは素晴らしいと思います。
 ウィッグでただ髪の毛を隠すだけではなく、役者の方からはこの役に合わせた頭皮にしたいという要望を受けたオーダーメイドウィッグも作っているそうです。
 ウィッグ技術のファッションや仕事への躍進、ご相談を通してのカウンセリングと可能性は無限大で、お話を聞いただけでワクワクしてしまいました。
 私は、今年から就職活動に向けてのガイダンスや情報収集が本格的に始まるのでとてもためになるお話になりました。大きい会社や実績で判断するだけでなく、会社ひとつひとつの動向や成長性を見極めた上での企業選びも重要だと思います。誠にありがとうございました。



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