経済経営学部 経済経営学部からのお知らせ

「ビジネス・ケーススタディー」で特別講師による授業が行われました(株式会社アデランス)

2014/04/26 その他

 2014年4月21日(月)、経済経営学部の授業「ビジネス・ケーススタディー:企業と社会における"消費者教育の実践"」(担当:水尾順一教授)が開催されました。
 第1回は、株式会社アデランスのCSR推進室部長の箕輪睦夫氏が特別講師として来学され、以下のような内容で授業を行っていただきました。

テーマ:アデランスのCSR活動「事業と一体化した戦略的CSR」
1.業界の概要~毛髪業市場について
2.アデランスの会社概要
3.アデランスのCSR「「事業と一体化した戦略的CSR」の重要性
4.アデランスのお客様へ対する取り組み

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 グローバルで発展するアデランスの企業活動について、戦略的なCSRを中心として、本業と一体化して取り組む様子について、具体的に語っていただきました。
世界をまたにかけて活動する箕輪部長が、熱い思いで語る様子に、学生たちは終始熱心に耳をかたむけながら、身を乗り出して受講していたのが印象的でした。

 その後のゼミナールでは、水尾ゼミの学生が箕輪部長と質疑応答を行いました。授業で講義いただいたアデランスのCSR活動について、学生たちの意見や考えを述べながら積極的に意見交換することで、CSRの理論と実践を自らの意思で確認するとともに、「腑に落ちた」CSRを体感することができたようです。

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なお、受講した2人の学生の感想は以下のとおりです。

アデランスの事業と一体化した戦略的CSR

経済学部3年 柴野美帆

 私は今回の講義を聞いて戦略的CSRのあり方を学んだ。アデランスは事業と一体化した戦略的なCSRで、特徴としては健全で永続的な企業成長を目指すことであった。

 CSR活動というと地域に良い活動を行う、ボランティアをするというようなイメージが強いために結局は続かない活動をしている会社や、業務的に仕方なく行っている部分も多くあるではないかと感じた。

 しかしアデランスは常にお客様中心で考えて動いていて、そのためにはまず社員とその家族から笑顔になれるようにと社会的価値を持った活動の「見える化」をしてパンフレットを作り社内外に伝達している所が継続し続けられる理由だと思う。

 直接そのCSR活動のパンフレットを客に渡せというのではなく、まわり回って自発的に多くの人にわたっていくことでアデランスの掲げている健全で永続的な成長が実現できているのだと感じた。

 実際に現場で働いていても、自分の会社のCSRは何をどう行っているのか分からない人は多くいるだろう。こういった方法で明確に活動を伝えることで自分の仕事にも誇りが持て、自信を持って働けるのではないかと思う。単純に良いことだから行うのではなく、この活動にはこんな理由があるということを述べて目標を明確にすることが大切だということが分かった。

 CSR活動の難しい点は継続していくことだと理解した時、アデランスの30年以上続いているチャリティーキャンペーンの取り組みがとても優れていることに気がついた。

 その内容は病気や怪我などの理由で髪の毛に悩む4歳から15歳の子供たちにウィッグをプレゼントするというものであった。
ここで私が感動した点が2つある。

 1つ目はもともとクリスマスの期間限定のキャンペーンであったこの取組が2012年から年間の活動に変更したことでより多くの子供たちに喜びを与えることができ、お客様のことを最も考えていることが分かったことだ。

 2つ目に、このキャンペーンでウィッグをプレゼントすることによって自分たちの技術力も向上していて、与えているだけでないということを教えてもらったことだ。

 子供はそれぞれの成長段階によって頭の形が異なり、大人よりもウィッグを作るのが難しいという話も聞き、こういった前向きな発想とお客様のことを考える精神が30年以上もの間「愛のチャリティーキャンペーン」が続いてきた理由なのだと感じた。

 他にもお客様の安心・安全を考え、病院内に理美容室を開設し、バリアフリー化と移動式美容イスの導入をしたことで、今まで出来なかった患者のカットやシャンプーを効率よく行うことに成功していて、アデランスの戦略的CSRが事業と一体化していることが分かった。

 CSRは企業の社会的責任であり、社会的貢献ではない。継続するためには社員自身が楽しくやることと明確な目標を持つことが必要であると感じた。

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アデランス様 特別講義受講感想レポート


経済学部3年生 鈴木皐介

 水尾ゼミ初回授業のレポートです。初めてのゼミかつアデランスの方々がお見えになったのでとても緊張しました。私が新ゼミ長になったので何とか皆を引っ張っていこうと思い、できる限りの質問をして話を発展させようと奮闘しました。

 そして感想内容ですが端的に申しますと、とても充実していたゼミだったと思います。

 今までそこまで気に留めていなかったアデランスとアートネイチャーの違い、アデランスのCSRの根本など知らなかったことをたくさん知りました。とくに私が関心を持ったのは{愛のチャリティーキャンペーン}{移動式美容椅子}についてです。

 前者は30年もの間病気やけがなどで髪を失った子供たちにオーダーメイドウィッグをプレゼントするというものです。けっして安いものではないオーダーメイドウィッグを髪の毛で悩む子供たちに与えるなんてすごいことだと思います。

 さらにすごいことはそのチャリティーを30年間継続していることです。継続は力なりといわれるぐらい継続することは難しいことであり、またそれを成し遂げられると結果となって帰ってきます。私は継続することが苦手なのでこの30年間のすごさがわかります。そしてこれを続けてきたからこそアデランスはこのチャリティーを胸を張って宣伝することができるのだと思います。

 後者は私が思いつきもしなかったことです。移動するのも大変な患者さんたちにも心地よく髪をあらってあげるために、移動できる車いすと髪を整えることができる美容室を合体させた移動式美容椅子を開発しました。こんな発想ができ、そして実行することができるアデランスにとても感心しました。

 今回のゼミで今まで知らなかったアデランスのことをたくさん知ることができました。

 そしてディスカッションの大切さを改めて感じました。意見を発し、それによる応答、そして更なる会話を発展させる。この一連の流れを行うことで自らを高めることができます。

 現に今回のゼミで私は少し成長できたと思います。

 これからのゼミも自分の力にできるようがんばっていきたいと思います。

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