経済経営学部 経済経営学部からのお知らせ

中国聊城(リャオチョン)大学から帰国した3名の学生の体験記を掲載しました

2014/04/29 その他

 経済経営学部の野崎ゼミの4年生3人が2013年3月末から2014年1月までの約10か月間、中国の聊城(リャオチョン)大学に留学しました。新学期が始まり、留学を終えて一段とたくましくなってゼミ活動に復帰しました。3人が留学の感想を寄せてくれましたので紹介します。
*印のコメントはゼミ担当の野崎教授によるものです。

日本語授業でのお手伝い

磯村勇人 経済学部4年、山口県・私立誠英高等学校出身

 約10ヵ月間の留学を通して、様々な交流をしてきました。留学先では、授業が無い時間を利用して、私たち3人で日本語学科の授業のサポートをしました。おもに、日本語学科の中国人学生の方と一緒に、相互の食文化や生活文化について、ディスカッションを通して、意見の交換をしました。
 実際、話をしていく中で、隣国とはいえ、日本との共通点や異なる点がたくさんあり、驚愕を受けました。私が、一番驚いたのは、高校まではとにかく勉強漬けだということです。日本語学科の学生以外にもお話を伺いましたが、皆、家でも食事と風呂以外の全ての時間は勉強に費やしているそうです。大学でも、基本的に授業には全員参加で、それ以外の時間は図書館で自習勉強をしています。自分の高校・大学生活を振り返ると、恥かしい思いでいっぱいになりました。
 また、普段何気なく使っている日本語でも、詳しく教えることがいかに難しいことであるかがわかり、私も小学生に戻ったつもりで一緒に日本語を学んでいました。
 この経験によって、対話を通して、異文化を理解し、受け入れていくことが、友情につながっていくことを学びました。そして、多くの学生が駿河台大学に関心を持ってくれて、例年より多い10名近くの駿河台大学への留学が決定しました。このことは、私たちにとって、本当に留学してよかったと思うできごとになりました。
 こうした機会を設けていただいた日本語学科の森下先生には大変感謝しています。

*聊城大学で日本語教師としてご活躍の森下先生からは、逆に、本学からの留学生のサポートが大変役に立ったとの感謝のお言葉をいただいています。


かけがえのない宝物


河村拓哉 経済学部4年、私立西武台高等学校出身

 私は、中国聊城大学への留学を通して、かけがえのない宝物を手に入れました。その宝物とは、国を越えて親しい友人(ロシア人、韓国人)ができたことです。その中で、最も親しくなった友人のことを紹介します。
 夏から新たに半年間の留学としてロシアからきた、バレラという男性です。初めて出会った頃は、ロシア人ということもあり、私より二回りも大きくて、近寄りがたい印象だったことを今でも覚えています。また、お互い外国人という見えない壁があり、距離をおいて生活をする日々でした。
 私は、その壁を取り払うため、あいさつをするように心掛けました。そうすることで、いつしか自然にコミュニケーションがとれて、新たな人間関係を築くことができました。
 夜に集まってロシア人の方々と一緒に食事やトレーニングなどをするようになりました。そんな日々が続くなかで、自分の家族や友人など様々なことを語り合いました。バレラとは今でもメールで連絡を取り合っています。
 留学で出会った仲間たちとの絆は、これからも大切にしていきたいです


留学生活で得たもの


境寿樹 経済学部4年、東京都立保谷高校出身

 私が中国で留学していた期間、楽しいことばかりではありませんでした。言葉の通じない国、価値観の違う人達の中での生活というのはとても苦悩の多い毎日でした。伝えたいことが伝わらなかったり、相手の思っていることが理解できなかったりしました。
 しかし、それらをどうにかして克服しなければいけません。そんなとき助けてくれたのは同じ留学生として来ている他の国の友人や、中国人の友達でした。彼らは何も分からない私たちに対して簡単な中国語で話してくれたり、一緒に勉強を教えてくれたりなど、申し訳なく思うほどよくしてくれました。

 留学当初は仲良くしてくれるのか、日本人をどう思っているのか心配でしたがそのようなつまらない思いはすぐになくなりました。いつも私たちのことを心配してくれ、彼らのおかげで不安が日に日に無くなっていくのを実感していました。
 そこで私は一つの目標をたてました。それは中国語の資格である漢語水平考試HSK4級に挑戦しようと思いました。最初の頃は今の自分には厳しいレベルじゃないかと思っていました。毎日の授業を受け、中国人の友人にも毎日助けてもらい、他の国の友人達とは高め合い、ときには一緒に遊んでリラックスして、日々を重ねていった結果、目標としていたHSK4級の資格に無事合格することができました。

 この合格結果を受け取ったのは帰国してからのことだったのですが、SNSを通じお世話になった友人達に知らせました。そしたら自分のことのように喜んでくれたのがとても印象に残っています。この目標を達成するには自分1人では叶わなかったことだと思います。
どの国に行っても、どの場所に行っても友人というものはとてつもなく大きな存在なのだと感じます。
 留学を経験して語学力だけではなく、人間としての大きな経験値を得た気がします。


*なお、他の2人も含め3人全員がHSK4級に合格しました。聊城大学の先生からは、中国留学1年足らずで、よくここまでやりました、褒めてあげて下さいとのお話をいただきました。

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ロシア、キルギスからの留学生とも友達になりました。

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聊城(リャオチョン)の街のシンボル『光岳楼』



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