経済学部

12.08.06

オープンキャンパス模擬授業の風景(第3回 7月30日実施)

小澤 伸光 教授

模擬授業の概要

テーマ:ヒット商品の秘密を探る:ボールペンを例にして

 「ヒット商品」の例として、ボールペンのジェットストリームを取り上げます。ジェットストリームの年間販売本数は、1億本を超えます。このようにヒットするのは何故でしょうか。ヒットの理由は、油性ボールペンを使う人が持つ不満を解消したからです。

 ジェットストリームを開発した人は、油性ボールペンが嫌いでした。嫌いな理由から出発して、「世界最高の滑らかさ」を持つ製品を開発することができたのです。安さではなく、他のボールペンとの違い「滑らかさ」を訴えてヒットさせたのです。この競争戦略を差別化戦略といいます。今までのボールペンとは「違う」ということを印象づけるために、デザインを考えました。最初のジェットストリームは、黒色の外観と、リング上のアクセントに特徴がありました。そして、売れ続けるために、同じブランドの新製品を継続的に投入しているのです。3月に発売された「ジェットストリーム カラーインク」がその一例です。

受験生へのメッセージ

 大学は学ぶところではありません。「学ぶ仕方を学ぶところ」です。
 新卒採用では、学部不問とする企業が大部分です。つまり、学んだ内容それ自体ではなく、学んで得たことを重視して採用選考が行われます。採用面接で必ず聞かれることは、「大学生時代に熱心に取り組んだことは何ですか」です。アルバイトやサークル活動はほとんど評価されません。そうであるからこそ、面白いと思えるテーマを見つけ、そのテーマと関連する学問分野を選ぶことをお勧めします。

 マーケティングや戦略などを扱う経営学は、身近な製品・サービスとそれらを生み出す企業の活動に注目します。企業の現場は「わくわくさせる」テーマにあふれています。素朴な疑問から出発してください。

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