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学部・研究科レポート

2020.03.10

【経済・経営学専攻】教員の研究報告 市川紀子教授

 経済・経営学専攻 市川紀子教授が、2020年2月28日(金)に沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」で開催された東北工業大学の成川正晃教授主催の第59回制度会計研究会にて共同報告を行いました。共同報告者は千葉経済大学経済学部 小野正芳教授(写真右)、中央大学商学部 吉田智也准教授(写真中央)です。

 なお本研究は、駿河台大学令和元年度特別研究助成費による研究成果の一部となります。

 研究報告の論題は「契約会計の観点から考える収益認識会計基準の簿記処理」です。
 
 本研究においては、上記特別研究助成費の目的でもある収益認識会計基準の重要性を認識し、簿記処理に関して検討を行いました。2018年3月に企業会計基準委員会(ASBJ)より公表された企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」は、履行義務というストックに着目し、その充足時に、または充足するにつれて、収益(売上高)を認識します。収益の認識に先立って契約および履行義務を識別する点は、上記の基準第29号以前には、制度上採用されてこなかった考え方であり、どのような簿記処理が行われるかを検討する余地があります。また、本報告は市川・小野(2019)(日本簿記学会第35回全国大会自由論題報告)において提案された「契約時における資産・負債の認識」等を、井尻雄士教授が1970年代に主張した「契約会計」(commitment accounting)の観点から捉えなおそうとするものです。

20200310sogoseisaku.jpg第59回制度会計研究会 研究報告風景
(於:沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」)

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