お知らせ

【法学専攻】学位論文中間報告会が開催されました

2016/08/08法学

 大学院総合政策研究科の学生は修士論文完成までに2回、専攻ごとに行われる報告会で中間報告をすることになっています。法学専攻では春学期の報告会を6月に行いました。

 今回は政治・政策分野で論文に取り組んでいる留学生の張釗さんが報告しました。

 張さんの研究テーマは「セーフコミュニティーの日中比較研究」です。セーフコミュニティーというのはWHO(世界保健機関)の会議から生まれた、日常生活や労働災害などで傷害を防ぐ安全な環境つくりをコミュニティーぐるみで実現しようという運動です。国際的な認証制度があり、現在までに世界全体で370の地区が認証を受けています。日本の認証地区は13あり、関東地方では東京都豊島区、埼玉県秩父市、北本市、神奈川県厚木市が認証を受けています。張さんの故郷中国では現在104の地区が認証を受けており、500まで増やす予定であるといいます。世界的に見て中国の取り組みが突出していることがわかります。

 張さんは、中国がなぜ他の国よりも熱心なのか、日中の比較研究を通して明らかにすることを論文の目的にしています。中国は経済改革の一環として国有企業改革を進め、その中で「単位制」を解体してきました。中国特有の制度である単位は生産・生活のすべてにかかわりますが、安全の確保も担っており、単位に代わる安全の担い手を育てる必要があった。これが中国の熱心な取り組みの背景にあると考えています。

 報告会ではいろいろな意見や指導がありましたが、良い論文ができることを期待したいと思います。

20160808sgl_01.jpg

学位論文中間報告会の様子

20160808sgl_02.jpg

中国のセーフコミュニティ―・北京市麦子店地区



TOP