MENU
アクセス
  1. トップ
  2. 学部・研究科レポート
  3. 新年度 心理学研究科長からのメッセージ

学部・研究科レポート

2021.04.01

新年度 心理学研究科長からのメッセージ

20210401insinri_01.jpg

心理学研究科長 川邉 讓

大学院心理学研究科にご入学の13名の皆さん、ご入学おめでとうございます。
教員一同、キャリア形成の基礎を作る場として本研究科を選択していただいた皆さんの思いに応えられるよう、良質な教育環境や教育的刺激を提供しなければいけないという決意を新たにしております。同級生や上級生との間だけではなく、教員との間でも「切磋琢磨」してください。自分以外は皆他山の石です。

臨床、犯罪の両専攻とも、目指しているところは、その専門性をもって現実の社会で機能していける実践家の養成です。こころの問題も犯罪・非行も、社会のいろいろなしがらみの中から浮かび上がってくるものです。ですから、皆さんには社会で起きている様々な出来事や、自分の周りにある様々な人間関係をつぶさに見て、背景にあるものなどを考えてみる習慣を身に付けてほしいと思います。そうした体験を、学術的理論を参照しつつ深めていったり、理論の本質に迫っていったりする姿勢が大事です。体験を伴わない、貯め込んだだけの知識は、それは現実場面では使えない知識となりがちです。自分で考えること、考えたことを実践し、検証してみることこそが本当の高等教育です。
冒頭に記したように、教員は良質な教育環境や教育的刺激を提供しようと努めます。それをどう受け止め、どう使うかは皆さん次第です。繰り返しますが、教員も皆さんにとっては他山の石です。どんどんぶつかっていって、自分を磨いてほしいと思います。

ところで、修士の2年間というのは思いのほか短いです。2年間でやるべきこと、やりたいことはたくさんあります。しかも、新型コロナ問題を例にとるまでもなく、想定外の障害物がいつどこから飛び出してくるか分かりません。計画を立てて、定期的にその計画を点検し、修正・変更していくことがとても重要となります。
皆さんにとって修士課程の2年間が充実した意味のあるものとなることを心から祈念しています。

20210401insinri_02.jpg

研究科レポート

    PAGE TOP