MENU
アクセス
  1. トップ
  2. 学部・研究科レポート
  3. NPO法人埼玉児童思春期精神保健懇話会と共催の講演会を開催しました

学部・研究科レポート

2022.02.04

NPO法人埼玉児童思春期精神保健懇話会と共催の講演会を開催しました

1月23日(日)、講師として茂木健司先生をお招きし、大学院心理学研究科がNPO法人埼玉児童思春期精神保健懇話会と共催の講演会「児童相談所の役割と実際  一時保護所の在り方にもふれて」を開催しました。茂木先生は、児童相談所職員として、長年子ども支援に関わってこられ、現在は江戸川区子ども家庭部一時保護課長を務めておられます。

当日は、感染拡大防止のためオンラインでの開催でしたが、地域の子どもの教育、援助に携わっておられる専門家に加え、心理学を専攻している大学院生や学部の学生も参加して盛会となりました。

ご講演では、児童相談所の位置づけや機能をご紹介いただいたうえで、ソーシャルワークに基づく支援の実際を、わかりやすく、丁寧にご解説いただきました。また、児童福祉の根幹にある理念や、その実現を支える法や制度が現在のような形になった歴史的経緯にも踏み込んでお話しくださいました。

お話全体を通して一貫して示されたのは、当事者の力を信じ、寄り添いながら、一人ひとりの個性を尊重し資質を活かそうとする姿勢であったように感じます。とりわけ、子どもを一人の人として尊重しつつ、かつ、大事に守られるべき存在として捉え、誠実に関わっておられることが、お話の端々から伝わってきました。

講演会参加者の中には、将来は心理支援専門職になることを目指している学生も多くいました。本日のご講演を伺い、ソーシャルワークの視点を学ぶのみならず、対人的な支援を行うにあたり通底する人との関わり方の姿勢も学ぶことができ、今後の糧になったように思います。

茂木先生、貴重なご講話をいただき、誠にありがとうございました。

  1. NPO法人埼玉児童思春期精神保健懇話会は、児童思春期の精神保健を支援する様々な職種の人たちが、相互に情報を交換し、連携を深め、お互いの知識を高めることで、子ども達の健全な精神発達に寄与することを目的とする団体です。

NPO法人埼玉児童思春期精神保健懇話会
http://nposaijikon.moon.bindcloud.jp/

20220204_01.png

講師の茂木健司先生

20220204_02.png

ご講演の様子

20220204_03.png

NPO法人埼玉児童思春期精神保健懇話会事務局の方々

研究科レポート

    PAGE TOP