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学部・研究科レポート

2018.10.17

NPO法人埼玉児童思春期精神保健懇話会東部地区・西部地区と共催の講演会を開催しました

 10月6日(土)、西野隆弘氏(障害者職業・生活支援センターCSA)をお招きし、講演会「障害者支援の実際-就労に焦点を当てて-」を開催しました。

 講演は2部構成で行われました。前半は障害者雇用促進法の内容を解説いただき、障害者雇用を規定する制度と支援に携わる各機関の機能について理解を深めました。後半は講師の先生が実際に携わった事例を通して、障害者就業・生活支援センターによる支援が実際にどのような形で行われているのかを知ることができました。

 支援の現状を示す統計資料の読み解きを通して、障害者雇用の置かれた難しい状況を実感するとともに、きめ細やかな支援を少数精鋭のスタッフで実現している状況を知って驚き、支援に対する熱意に感銘を受けました。そして、地域にこのような活動をしている支援機関があることを大変心強く感じました。 
 ただし、障害者職業・生活支援センターにおいてできる支援の範囲や量は、各センターの置かれた状況(人員配置や活動資金額等)によって、かなり差があるとのことです。支援のニーズの高まりに対して、センターの活動を支える体制整備が追いついていない課題もみえてきました。

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 今回の講演会を共催したNPO法人埼玉児童思春期精神保健懇話会は、児童思春期の精神保健に関わる様々な職種の専門家あるいは専門家を目指す学生達が、職種という垣根を越えて集う会です。子どもたちの支援に関わる人達が相互に情報を交換し、お互いの知識を高め、連携を深めることを目的としています。

 今回の講演会は、「顔の見える連携」の大切さを強く感じる機会ともなりました。今後もこのような機会を実現していきたいと考えています。

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