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学部・研究科レポート

2019.03.13

2名の大学院生が法務省専門職員に採用されました

 本年度の法務省専門職員採用試験(人間科学)で最終合格となっていた犯罪心理学専攻の加藤春花さん(修士課程2年)と佐藤円さん(修士課程1年)に、少年院の内定通知が届きました。おめでとうございます。

 2人とも本学心理学部からの内部進学者です。加藤さんは愛光女子学園、佐藤さんは水府学院で法務教官として勤務します。2人に合格体験記を書いてもらいましたので紹介します。
 なお、修士課程1年の佐藤さんは、法務教官として勤務しながら大学院の修了を目指すことになります。


加藤春花さん(修士課程2年 愛光女子学園内定)

 学部生の時、大学院の説明会で、「法務省専門職員」に興味を持ちました。それから、法務教官とは何か、法務技官とはどう違うのかなどを調べ、アルバイトの経験などを通じ、「勉強を教える、少年たちの支えになる」ことを勤めとする法務教官を目指しました。そして試験を受けるにあたって、自分に足りない部分の分野を積極的に勉強しつつ、理解している分野では絶対に点を落とすものかという気持ちで試験対策をしました。

 しかし、やはり国家公務員試験となると試験範囲は膨大で、小論文対策もうまくできずにいました。また、法務教官になると決めるまでには、他に選択肢があるのではないか、この職に就けなかったらどうするのかなど、様々な不安や悩み事がありました。内定がもらえるまではたくさん躓き、その度に相談に乗ってもらいましたが、そうした中で進路を明確することができたと感じています。特に学部生の頃、ゼミの先生やキャリアセンターの職員の方と面談をしたり、個人的に相談に行ったりして、しっかり自分の意思と向き合える機会があったことが、大きな分岐点になったと感じています。

 そして大学院生になってからは、ゼミの先生をはじめ、犯罪心理学専攻の先生方全員から、アドバイスや法務教官になるために必要な知識、心構えを教えてもらえたことで、自信をもって試験に挑めたのだと思います。特に公務員試験の勉強会では、法務省出身の先生方から直接、試験を受けるにあたって身につけておくべき内容、知識を教えてもらえたことは大きな強みでした。駿河台大学の充実した環境の中、周囲から様々な協力を得られたことで、目指す道に進むことができたのだと感じています。今は感謝の気持ちでいっぱいです。どの学部の後輩のみなさんも、自分のなりたいものになるために、たくさん大学を活用してもらいたいと思います。

 来年度から愛光女子学園で勤務することになりますが、「自ら行動すること」、「相談すること」を忘れず、日々学び、精進していきたいと思います。


佐藤円さん(修士課程1年 水府学院内定)

 非行のある少年や犯罪をした者の教育や支援に関する職業に就きたいと考えるようになったきっかけは、犯罪は被害者だけでなく、加害者の家族の方も悲しませることがあるため、少しでもそのような人を減らしたいと思ったからです。自分の経験を通して、「非行のある少年や犯罪をした者」と一括りにするのではなく、非行のある少年一人一人と真正面から向き合えることができる法務教官に強い関心を持ちました。

 6月に第1次試験があるのですが、大学院に進んでから試験を受けると決めたので、時間は全然ありませんでした。その中でも法務省の人間科学系インターンシップに参加したり、少年院の見学に行ったり、勉強会に参加したり、面接練習をしたりと、先生方の支援を受けながら試験や面接に挑みました。

 法務省の人間科学系インターンシップは、実際に法務教官の方々が少年院で働く姿を見たり、そのお話を聞いたりすることができる貴重な機会でした。お話を聞いて、法務教官の方々は自分の信念をしっかりと持っているように感じました。私も、信念を持って日々努力していきたいと思います。

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