MENU
アクセス
  1. トップ
  2. 学部・研究科レポート
  3. 公務員試験受験体験記_vol.1

学部・研究科レポート

2020.04.01

公務員試験受験体験記_vol.1

犯罪心理学専攻修士2年 戸田 茜

(2019年 中央大学法学部卒業)

公務員試験準備スタート

 公務員試験を受験しようと決めたのは、大学院に入学した年の4月でした。この年の公務員試験を受験するため、勉強できる期間はわずかの3か月程で、週に2日、同じ公務員志望の同期たちと集中して勉強する以外は、自力で勉強しなければいけませんでした。私が受けたのは法務省専門職員試験で、将来は少年院または刑務所で、非行少年や犯罪者に向き合う仕事に就きたいと思っていました。ただ、心理学の知識がかなり必要になるので、大学時代に心理学の専攻ではなかった私にとって、この試験は大きな壁と思えました。

過去問は数をこなすことが大切

 受験までわずかな期間しかなく、大学院の授業の予習・復習に割いた時間を除くと、公務員試験の勉強をする時間があまりありませんでした。そこで福祉や教育等の専門分野に勉強時間を費やすのではなく、配分が比較的重い心理学と一般教養をメインに勉強しました。過去問を解いていくと、一般教養の中でも自分の得意な分野、不得意な分野がどこかがわかってきたので、不得意な科目については市販の受験対策の教科書を読んで、大事なポイントを覚えていました。そして、覚えたポイントを適切に運用できるかを確認するために、問題を解きました。一般教養分野では、よく言われているように、問題数をこなすことが特に大事だと思いました。

勉強会に参加

 専門分野は、法務省専門職員試験志望の学生が集まって勉強できる勉強会に参加しながら、すすめました。勉強会で先生が準備してくれた配布資料等のなかから、わからなかった単語や概念があったときには、それを理解するために勉強会が終わった後に心理学辞典やネットで検索しました。また、択一問題以外にも論述問題が出題されますが、どのテーマが出るはわからないので、基礎中の基礎である論述の書き方を繰り返し練習しました。

エネルギーを高めてチャレンジ

 これまで記述したことは一次試験についてですが、一次試験に合格したら、次は二次試験の面接があります。面接の対策として、聞かれそうな質問を事前にノートに書き、それに対する答えを事前に準備しておくのが必要だと思いました。実際に聞かれた質問のなかには、私が事前に準備していた質問と同じもがありました。幸いなことにその質問に流暢に答えることができて、面接中の緊張感を緩和させることができました。
 2019年度の試験には合格したものの、採用には至りませんでした。十分エネルギーを高めて、今年もう一度受験します。時間が昨年より多いので、数的処理等の不得意な分野も今年はできる限り対策してから試験に挑もうと考えているところです。

研究科レポート

    PAGE TOP