法学部法律学科2019年3月卒業
山本　大地
（埼玉県立所沢商業高等学校出身）

受験経緯
私は、建設会社において法人営業を行う中で工業団地の土地をリート*に売却することに携わる機会がありました。このことがきっかけとなり、不動産開発と不動産証券化事業に興味を持ちました。
それから、様々な上場リートのHPを検索していたところ、物件取得時に掲載される鑑定評価書の概要を数多く拝見した結果、不動産鑑定の仕事に興味を持ったことが大きな受験理由です。

受験までの過程
社会人になってから資格試験の勉強をすることが初めてだったため、平日の学習時間の確保と就業後の勉強に対するモチベーション低下が特に苦戦した部分でした。営業職だったこともあり、平日は突発的な残業が発生することで予定していた時間から勉強ができないことがモチベーション低下の大きな要因と考えました。
そこで、生活習慣を朝方に変えて、出勤まで3時間は勉強することにして、夜は基本的に朝やった内容の復習を1時間弱することだけ行いました。早朝は、仕事の連絡が入らないこともあり、集中して学習をすることができたことに加えて日中の時間は仕事に頭を切り替えて集中することが出来ました。特に朝決まった時間にやるべきことを済ますことが習慣化されてからは、毎日の勉強が苦にならなくなりモチベーションの持続に効果的だったと思います。この生活習慣を2年弱行った結果、不動産鑑定試験に合格することができました。

*リート（REIT、real estate investment trust）とは、不動産投資信託とよばれるもので、投資家から集めた資金でさまざまな不動産を購入し、賃貸収入や売却収益を投資家に配当として還元するものをいいます。