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学部・研究科レポート

2022.10.07

法学部の授業紹介'22(6)プレゼミナールⅢ―宮下摩維子助教

「法学部の授業紹介'22」として、法学部の教員が自ら担当する講義やゼミを紹介します。第6回目は宮下摩維子助教による「プレゼミナールⅣ」の紹介です。
今年度は、新型コロナウイルス感染症対策に十分配慮しながら、基本的に対面授業をおこなっていきますが、履修人数によってはオンライン授業となる場合もありますので、多少、内容や方法が変わる場合があります。


国際化社会における法の在り方を検討する

法学部助教 宮下 摩維子

2022年も半ば、私たちを取り巻く社会の国際化はますます進みました。コロナ禍で実際に海外に出向くことが困難になったこの2年半ですが、オンラインの発達によりむしろ以前よりも国内と国外の垣根は低くなったかもしれません。みなさんも、好きなアーティストの発信をTwitterやインスタグラムでリアルタイムに接することができるようになったのではないでしょうか。場合によっては、オンラインライブなどに参加した方もいるかもしれません。
このように、日本も国際化の流れの例外ではありません。アフターコロナに、再び日本に様々な文化の人が増えたとき、そしてみなさんが海外に出かけて行って異文化で生活するチャンスに恵まれたとき、どうしたら周りの人を理解できるでしょうか。
他文化を背景とする人々と協調して社会生活を営むには、世界にはどのような文化があるかを理解することが重要です。私たちが当たり前の法制度と認識している制度も、他文化の人にとっては異質であることも多くあります。例えば、死刑制度を採用している国家は世界ではさほど多くありませんし、重婚や同性婚を合法とする国もあります。違法薬物への取り締まりや刑事政策のあり方も様々です。
このゼミでは、そういった異なる文化の人と理解しあって生きていくために、そして、今後、日本の法制度がどのように変容していくべきか考えるために、「国際化社会における法の在り方を検討する」をテーマに掲げています。3-4名でグループになり、一つのテーマについて、日本法と他国の法を比較し、検討していきます。何が正しいのか、正解はありません。しかし、正解のない問題であるからこそ、ゼミ全員で議論することに意義があります。

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