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学部・研究科レポート

2022.08.30

法学部の授業紹介'22(4)政治外交史A/政治外交史I―笹岡伸矢講師

「法学部の授業紹介'22」として、法学部の教員が自ら担当する講義やゼミを紹介します。第4回目は笹岡伸矢講師による「政治外交史A/政治外交史I」の紹介です。
今年度は、新型コロナウイルス感染症対策に十分配慮しながら、基本的に対面授業をおこなっていますが、履修人数によってはオンライン授業となる場合もありますので、多少、内容や方法が変わる場合があります。


戦後日本の政治・外交の歴史を概観する

法学部講師 笹岡伸矢

政治外交史A/政治外交史Iは、2年生以上が履修できるコース共通発展科目に属しています。この授業では、主に戦後における日本政治および外交の流れを学んでいます。このなかで、ある時代の政治勢力がどのような考えを持っていたかを紹介し、学生には当時生きていたならばどの勢力を支持していたと思うかを大きな視点で考えてもらっています。

例えば、1960年代、日米安全保障条約の改定をめぐって国論が二分される事態になりました。この当時の「保守勢力」は日米安保の改定に取り組んだのに対して、「革新勢力」は軍事同盟を認めず、その阻止を目指して、様々な団体とともに、いわゆる「60年安保闘争」を展開しました。今の学生の多くは、日米同盟を当然視し、革新勢力の考えを一顧だにしない姿勢も見られます。しかし、なぜ当時の若者や学生たちの多くが「安保反対」を叫んだのか、内在的な理解が求められるわけです。
 
「今の視点」から歴史を見ることは自分の意見を持つという点では大事ですが、当時の政治家や市井の人々がどう考えていたのかを理解するうえでは、大きな障害になりえます。その当時の状況の中に「自らの身を置いて理解していく」ことを、この授業では学んでもらいます。

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笹岡先生は、9月17日(土)のオープンキャンパス模擬授業に登場します。テーマは「投票には行くべきなの?~私たちと選挙~」です。ご予約のうえ、ぜひご来場ください。

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