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学部・研究科レポート

2022.07.12

法学部の授業紹介'22(2)災害と法―倉島安司准教授

「法学部の授業紹介'22」として、法学部の教員が自ら担当する講義やゼミを紹介します。第2回目は倉島安司准教授による「災害と法」の紹介です。 今年度は、新型コロナウイルス感染症対策に十分配慮しながら、基本的に対面授業をおこなっていきますが、履修人数によってはオンライン授業となる場合もありますので、多少、内容や方法が変わる場合があります。


災害に対処するための法制度を探る

法学部准教授 倉島 安司

日本は世界の中でもとりわけ災害の多い国として知られています。2011年に起こった東日本大震災をはじめとする数々の大地震、毎年のように発生する台風被害や土砂災害など、高校生でもよく知っていることでしょう。  私の担当する「災害と法」では、災害に関して法がどのように定めているかを、災害対策の歴史なども含めて授業をおこなっています。例えば江戸時代や明治時代にどのような災害対策がおこなわれていたかを知ると、現在の災害対策に関する法制度の特徴が見えてきます。  とはいえこの授業の中心は、災害関連の現在の法制度に関する解説です。そこでは「災害対策基本法」という法律を主に取り上げながら、防災のための制限、災害時の避難指示や応急対応など、災害と法の関係がくわしく説明されます。 公務員を目指す学生にとって、災害に関する法的知識を持っていることは、今や必要不可欠といえます。公務員試験の論作文や面接でもよく出題されていますし、何よりも実際に地方公務員や警察官・消防官・自衛官として仕事をするうえで、災害対策には必ず取り組まなければなりません。  またそれ以外の学生にとっても、この授業で勉強すると、災害時のニュースで出てくるさまざまな言葉が理解できるようになるなど、日常生活にも役立つ授業となっています。


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