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学部・研究科レポート
2021.06.24
7月17日(土)オープンキャンパス・法学部模擬授業・予告編〔憲法〕
※7月17日(土)・7月18日(日)のオープンキャンパスは、開催形式を「来校型」から「オンライン型」へ変更いたします。詳細につきましては、受験生応援サイトをご覧ください。
今回は、7月17日(土)に実施される模擬授業の中身を少しだけお知らせします。続きはぜひ、当日の模擬授業でお聞きください!
「ブラック校則」と人権―高校生らしい(?)髪形や服装を考えよう 〔憲法〕
石田若菜准教授
みなさんの高校にはどのような校則がありますか?髪型や服装についての決まりはありますか?
たとえば、ある高校の校則に「高校生らしい髪型」にしなければ「懲戒処分(退学・停学・訓告)」になるとの規定があったとします。
みなさんは、たとえば下の①~⑤の女子高生の髪型だと、どれが「高校生らしい髪型」であると思いますか?また、どのような理由や基準でもって、「高校生らしい髪型」と判断しましたか?
ところで、法学部には、「法律の条文を丸暗記している」というイメージがあるようです。でも、実際には、さまざまなルール(法)の内容を読み解く(解釈)という「法解釈」について検討していくというのがほとんどです(ですから、法律の条文を丸暗記なんてことはほぼしなくてかまいません)。
みなさんに先ほど考えてもらった「高校生らしい髪型」かどうかも、まさに学校の校則というルールについての「法解釈」であるといえます。
今回の模擬授業では、まず法学部で学ぶ「法解釈」のおもしろさについて知ってもらいたいと思っています。そのうえで、憲法の観点から、「自己」の髪型や服装について校則で縛られることなく自由に「決定」するという「自己決定」についても一緒に考えてみましょう。
※新型コロナウイルス感染症の影響等により、内容を変更する場合があります。オープンキャンパスの最新情報は、本学受験生応援サイトにてご確認ください。